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トヨタ・アルファードってどんなクルマ? ヴェルファイアとの違いも解説! (1/2ページ)

トヨタ・アルファードってどんなクルマ? ヴェルファイアとの違いも解説!

この記事をまとめると

■トヨタのミニバン、アルファード

■現行アルファードは2023年に登場した

■現行型の詳細やヴェルファイアとの違いを解説

アルファードとは?

 ヴェルファイアとともにLLクラスのミニバンにおいて圧倒的な人気を誇るアルファード。国内はもちろん、東南アジアなど一部の国でも認知度と人気が高く、正規販売されていない地域でも高い関税を払って新車や中古車を日本から購入するお金もちが少なくありません。

 そんなアルファードはグランビアなどキャブオーバータイプの大型ミニバンを販売してきたトヨタが2002年に乗用車専用にLLサイズミニバンとして初代を開発したところから歴史がスタートしました。

 初代アルファードはトヨペット店向けのアルファードGとネッツ店(当時はビスタ店)向けアルファードVを用意。それぞれに専用のグリルを装備し差別化していましたが、2008年に2代目へとフルモデルチェンジされた際、ネッツ店向けに姉妹車のヴェルファイアが登場しています。

 アルファードは2015年に3代目へとフルモデルチェンジ。2017年のビッグマイナーチェンジを経たあと、2023年に4代目となる現行モデルが登場しています。

 初代が登場した当時、ハイエースにも豪華な装備や内装を備えた乗用ワゴン仕様が用意されていましたが、アルファードが登場したことで高級ミニバン市場が広がり、いまや国内ではセダンではなく高級車といえばアルファード、と認識されるようになりました。

現行アルファードの特徴

乗員満足度がさらに向上したおもてなし空間

 アルファード最大の特徴といえば、何といっても居住性と快適性を備えた室内空間でしょう。

 先代と比較し1〜2列目シートの間隔を5mm、2〜3列目シート間隔を5mm拡大し。わずかではありますが室内空間を拡大しています。

 現行型は3列シートの7人乗りを設定。上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」にはしっかりした肘掛けやリヤマルチオペレーションパネルを備えるなど豪華なエクゼクティブラウンジシート。「Z」には175mmの左右シート間隔を備え、3列目シートにウォークスルーが可能なエグゼクティブパワーシートと2種類の2列目シートが用意されました。

 エクゼクティブラウンジシートは電動で480mm、エグゼクティブパワーシートは最大530mm(手動)といずれもロングスライド機構を備えています。

ハイブリッドユニットは新開発エンジンを装備

 アルファードに用意されるパワーユニットは、ハイブリッドと2.5リッターガソリンエンジンの2タイプ。

 販売の主流となるハイブリッド車には新開発のA25A-FXS型2.5リッター直4エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドユニット。新開発された2.5リッターエンジンは熱効率を高めたことにより燃費性能を高めているのが特徴です。

 ハイブリッドユニットに装備される駆動用バッテリーは容量が5Ahのニッケル水素バッテリー。モーターは最高出力182馬力でエンジンの出力と合わせると372馬力(4WD仕様はプラス54馬力)を発揮するとともに、WLTCモード燃費は17.5lm/Lを実現しました。

 またガソリン車には北米市場のカムリなどに搭載される2AR-FE型2.5リッター直4エンジン(最高出力182馬力)を搭載。NAながら高トルクを発揮することで、大きく重いボディをスムースに走らせます。

高級車らしい乗り味を実現したボディ

 フルモデルチェンジされた現行アルファードは先代と比べて、約50%もボディ剛性が高められているのが特徴です。

 剛性を高められたのはボディ構造の改良はもちろん、超ハイテン材使用率を高めたこと、スポット溶接の打点を増やしたことなどによるもの。高級ミニバンにふさわしい乗り心地向上などに貢献しました。

 現行アルファードに装備されるサスペンションはフロントがストラット式、リヤはダブルウイッシュボーン式を採用。

 リヤサスペンションの床下にV字型ブレースバーを装備したことで、ボディ後部のねじれ剛性を高めています。

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