北海道はでっかいどう……ってマジだった! 無計画ドライブは泣きを見る北海道の現実!! (2/2ページ)

暗闇の動物やパトカーの取り締まりにも警戒が必要!

夜は走るな!

 街灯があるのは都市部に限られますから、大げさでなく夜は真っ暗闇だと思って、クルマで走るのは極力避けたほうが、いや絶対やめたほうがいい! なんとなれば、夜は野生動物の動きが活発となり、飛び出してきたシカやらイノシシと衝突事故というのが毎年数多く報告されているのです。実際、筆者の妹が北海道でシカと接触したところバンパーがもげてしまったほど。シカ&バンパーならまだしも、フロントガラスをぶち破ってきたのがヒグマだったりしたら、一家全員皆殺し! ていうか、その前に衝撃でクルマが廃車になるでしょうけど(笑)。

 また、動物だけでなく、北海道の道は路肩がわかりづらいところが少なくないので、アフリカの原住民なみの視力がない限りは一般車で走るのはどうにもオススメできません。もっとも、ラリーカーみたいにアディショナルランプをこれでもかと灯し、ごついアニマルバンパーでも装備しているなら話は別。蛮勇を奮うチャンスになるはずです!

道産子ポリスは厳しいぞ!

 だいたい北海道はどこを走ってもスピードのアベレージは比較的高め。ストレートが多く、視界を遮るような建物も少ないとくればスピード感覚が上振れするのも致し方ないかもしれません。郊外の空いてる道を快走して、都市部に戻ってくるころにはたいていのドライバーが右足をいつもより深めに踏んでいることでしょう。

 ここに北海道の速度取り締まりは目をつけています。都市部への進入は、ちょうどF1マシンがピットレーンを走るかのように慎重なスピードコントロールをすべきでしょう。

セイコーマートに救われる

 ご承知のとおり、北海道を中心としたコンビニエンスストアのチェーン。優れたPB商品やホットシェフと呼ばれる店内調理メニュー(全店舗ではありません)は道民だけでなく、観光で訪れた人々を必ずやホッコリさせてくれるはず。

 しかも、本州ではちょっと考えづらいようなド田舎にも出店しているため、いつしかセイコーマートを発見しただけで歓声をあげているかもしれません。サバイバルみたいなドライブを経たあとではなおさら、不死鳥のロゴマークに親近感を覚えずにはいられないでしょう。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
趣味
DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

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