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デコトラ野郎には日野が圧倒的人気だった! いすゞ・ふそう・UDとそれぞれの特徴をデコトラ目線でチェックしてみた (2/2ページ)

デコトラ野郎には日野が圧倒的人気だった! いすゞ・ふそう・UDとそれぞれの特徴をデコトラ目線でチェックしてみた

この記事をまとめると

■日本の文化である「デコトラ」は1960年代頃に誕生したと推察される

■映画「トラック野郎」のヒットをきっかけに全国へと広まった

■デコトラ愛好家に人気のトラックメーカーについて解説

デコトラ愛好家に人気のトラックメーカーとは?

 1960年代から始まったと推察される、日本の文化「デコトラ」。荷物を運ぶトラックを絢爛豪華に飾り立てたものをデコトラと呼ぶのだが、1970年代に公開された映画『トラック野郎』の大ヒットにより、全国各地へと広まった。そんなデコトラ愛好家たちの間では、さまざまなこだわりが存在する。今回は、デコトラ野郎に人気のトラックメーカーについて考察してみたい。

 日本には、いすゞ自動車と日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスという4つのトラックメーカーが存在する。トヨタ自動車や日産自動車、マツダも小型や中型トラックを販売しているが、今回は大型トラックや中型トラックを主に開発する、4社に限定して話を進めてみたい。

 自動車メーカーとして日本最古の歴史を誇るのは、江戸古代末期にその端を発するといういすゞ自動車。かつてはトヨタや日産と御三家として扱われていたいすゞだが、1993年にはSUVを除く乗用車の自社開発から撤退し、トラックとバスのブランドとして再出発を果たした。大型車ではギガ、中型車はフォワード、小型車はエルフが代表作となっている。

 ギガやフォワード、そしてエルフを実際に乗ってきた筆者が感じた個人的な感想をいえば、いすゞのトラックは総じて乗りやすいというイメージがある。また、国内初となるバンパーライト(ヘッドライトの位置を下げるという要件を満たすための車両)の大型トラックを生み出したメーカーであるため、洗練されたデザインでも人気が高いブランドだ。

 日本のトラック及びバス製造業界でも広く知られる存在である日野自動車は、昭和の時代からデコトラ野郎の心を揺さぶる名機を開発してきた、デコトラ界御用達の名ブランド。

 国産では初となるハイルーフがラインアップされたことでも知られるスーパードルフィンは、昭和56年から平成2年にかけて製造された旧車であるにもかかわらず現在のデコトラ界では神格化されており、多くの愛好家たちが現代でも所有している。そんな日野のトラックも、とにかく乗りやすい。そして、乗り心地がいいという部分も特徴だと言える。

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