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子どものころから「デコ」ひと筋! チャリからトラックへと生粋のマニアが語る「デコトラ」人生が胸熱!! (1/2ページ)

子どものころから「デコ」ひと筋! チャリからトラックへと生粋のマニアが語る「デコトラ」人生が胸熱!!

この記事をまとめると

■派手な飾りやペイントでアートアップを施したトラックのことをデコトラという

■デコトラオーナーには運送業だけではなくさまざまな職業の人がいる

■今回は「やはた丸」のオーナー金野さんにお話を聞いた

「やはた丸」は趣味デコトラには珍しい中型の4t車

 “デコトラ”といえば、ド派手な飾りとペイントでアートアップを施したトラック、と想像できるハズだ。そんなデコトラを所有するオーナーはどんな人なのかご存じだろうか? 「イカツイ」「コワい」という先入観は間違いだとキッパリいえる。運送業だけではなく、いろいろな職業の人がデコトラのあるカーライフを楽しんでいるのも事実。3回目となる今回は、宮城県の有名デコトラオーナーの意外な事実を紹介しよう。

 今回の主人公は、三重県の涌谷町でカーショップ「ゴールドウェーブ」を経営する金野秀光さん。金野さんの愛車「やはた丸」のベース車両は三菱ふそうファイター。一般的に趣味でデコトラを所有する多くのマニアは2tの小型トラックだが、金野さんのファイターは中型の4t車というから、趣味にしてはスケールが大きい。このことからもそのマニアぶりも只者ではないといえるだろう。

 彼は第2次デコトラブーム当時から熱心にデコトラを追っかけ続け、その後には個人主催で300台以上が集まるデコトラミーティングを開催した、という逸話が残る、デコトラマニア界の達人だ。

 現在、アラフィフ世代の金野さん。物心が付いた幼少期から乗り物が好きで、とくに飾ったトラックが大好きで気がつくとトラックの絵ばかりをたくさん書いていた子どもだったという。学校から帰っては親戚の叔父のトラックに乗せてもらったり、国道でカメラ片手に写真を撮ったりしていたそう。昔は、フィルムを現像するまでドキドキで、うまく撮れていなかったときはショックで泣きそうになった、というのは、昭和世代の“あるある”だろう。

「私のオヤジが街の電気屋をしていたこともあり、家に帰ると常に仕事帰りのダンプ屋さんたちが無線の修理や取り付けにきていて。多くの方たちが頻繁に家に集まっていましたね。子どもだった当時は、日常のことなので当たり前で気にもしませんでしたが、いま思えば夢のような光景でした! あのころに戻りたいといまだに思います(笑)。その後、自分が本気でハマり出したのが、本屋で初めて見た『カミオン』という専門誌で衝撃を受けたころからでした。そのころはもちろん、デコトラプラモ作りや収集癖は大人になっても止みませんね」という。

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