主要なユニットやパーツはすべてスズキ製
カプチーノのサスペンションメンバーを、ワンオフ製作したサブフレームで受けている構造がわかります。アーム類は今のところ純正のようです。走りを左右する車高調整式のダンパーはAMENDのオリジナルでしょう。画像では見えませんが、リヤのブレーキキャリパーは片側2つずつ装着して、ドリフト走行に対応する仕様としているそうです。
エキゾーストパイプはハヤブサ純正のようですが、マフラーはワンオフ製作されたもので、2本のパイプが駆動系の隙間を縫って配置されている構造がチラッと見えます。
大胆にハミ出したフロントホイールが印象的な前まわり。特徴的な造形のバンパーはESB製をチョイスしています。フロントウインドウをよく見るとビス留めされていますので、おそらくアクリル製に交換されているのでしょう。
室内は完全にドンガラにされています。ダッシュボードはなく、代わりに新設されたパイプのフレームで、ステアリング機構やブレーキやアクセルのペダル類をマウントしているようです。サイドバーがしっかり入ったロールケージも備えていて、安全対策もきっちり講じられています。
助手席があった場所には、イグニッション&キルスイッチやワイパーやヘッドライトなどのスイッチ類、そしてエンジン制御用のECUなどが整然と収められています。
AMEND代表の天野さんによると、「一見、メチャメチャな組み合わせに見えるかもしれませんが、主要なユニットやパーツはすべてスズキ製で統一しています」とのことで、クルマ作りの根っこにはこだわりの一貫性がしっかり貫かれているようです。
この時はまだシェイクダウンできていないとのことですが、年内には本気で攻めたドリフト走行ができるところまで仕上げていくとのことでしたので、気になる方は動向を追いかけてみましょう。