「アサヒ・スーパードライ」ってまるでレースマシンのレプリカ……かと思いきやベースは存在せず! インパクト大な「環状族」スタイルのシビック【大阪オートメッセ2024】 (2/2ページ)

逆カラーのEK9とEF9も発見!

「ケーズファクトリー」代表の北山さんと、その走りの相棒である浦島さんの車両も紹介しましょう。

 北山さんの車両はEK9シビックです。頭がブラックで、テールが蛍光イエローという、シブさと派手さが同居したインパクトのあるカラーリングとなっています。

 外観的には、カラーリング以外はほぼ純正状態が保たれていて、ほど良く落とされた車高と、ツライチに収められたレイズのTE37Vホイールで、走り重視の雰囲気にまとめられています。

 エンジンは1.8リッターの「B18C型」に載せ替えてあります。ノーマルで十分な動力性能があるので、パワーインテークやオリジナルのタコ足&マフラーという吸排気系のモディファイに留めています。ボディ同色のカムカバーが統一感を高めています。

 サーキットとストリート兼用のため、必要な装備を最低限残してドンガラにされた室内。内壁までボディ色で塗られているということは、一度すべてのパーツをバラすという手間がかけられている証でしょう。

 内装の注目ポイントはこのシートの裏側に施されたペインティングです。昔からいっしょに走りに出かけていたという相棒の浦島さんの車両とお揃いで、運転席と助手席が逆配置の似顔絵仕上げのシートを両車に装着しています。

 こちらが北山さんの車両のシートで、運転席が本人です。

 こちらが浦島さんの車両のシートです。左右が逆になっているのがわかるでしょう。

 浦島さんの車両はEF9シビックで、北山さんの車両と逆のカラーリングになっています。

 こういう遊び方は、発想はしてもなかなか実行まではおこなえないものですが、それだけに本気で取り組んでいるという証だと思えます。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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