この記事をまとめると
■高速道路の追い越し車線を走行する際のルールやマナーを再確認
■片側2車線以上ある高速道路を走行するとき、もっとも右側の車線は原則として空けておかなければならない
■追い越し車線を走行しているクルマの前に無理やり進路を変えて入るなど他車を邪魔しないように心がけよう
追い越し車線におけるルールとマナー
長期休暇や年末年始などに利用者が増加する高速道路では、さまざまな事故やトラブルなどが日々発生します。そこで重要になるのは、基本的なルールやマナーを守って運転するということです。今回は、高速道路の追い越し車線を走行するときの基本的なルールやマナーを解説します。周囲の交通の迷惑や通行の妨げにならないようにするためにも、追い越し車線におけるルールやマナーを再確認していきましょう。
高速道路の追い越し車線で気をつけなければならないこととは?
高速道路の本線には走行車線と追い越し車線があり、本線を走行するときは基本的に走行車線を通行しなければなりません。道路によっては、工事などの理由により1車線のみになっている場合もありますが、ここでは片側2車線以上ある高速道路における追い越し車線のルールやマナーについて紹介します。
追い越し車線は原則として空けておく
まず、片側2車線以上ある高速道路の本線を走行するときは、もっとも右側の車線(いわゆる追い越し車線)は、原則として空けておかなければなりません。
よく目にするのは、左側の車線がガラガラに空いているのにずっと追い越し車線を走行し続けているクルマです。しかし、これは交通違反となるため、理由がないのにもっとも右側の追い越し車線を走り続けるのはやめましょう。
追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻る
高速道路の本線におけるもっとも右側の車線(追い越し車線)は、追い越しをするための車線です。よって、追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻りましょう。
交通状況によっては、追い越しが終わってすぐに走行車線に戻れないことがあります。このような場合は、しばらく追い越し車線を走行し続けることになりますが、なるべく早く走行車線に戻れるようタイミングを見極め、適切なタイミングで走行車線に戻るようにしましょう。
追い越し車線を走行しているクルマの前に無理やり入らない
追い越し車線を走行しているクルマの前に無理やり進路を変えて入らないようにしましょう。
追い越し車線を走行しているクルマは、追い越しをするために追い越し車線を走行しているだけでなく、左側の走行車線よりも高い速度で走行している場合が多いです。そのため、追い越し車線を走行しているクルマの前に無理やり入ると、追突されたり煽られたりする可能性があるだけでなく、交通トラブルの原因にもなります。
進路を変えて追い越し車線に入るときは、追い越し車線を走行しているクルマとの距離が十分にあるか確認し、追い越し車線を走行しているクルマの速度を見極めながら進路を変えましょう。
基本的なルールを守って快適なドライブを
ここまで解説していた追い越し車線に関するルールは、基本的なことでしかありません。この基本的なルールやマナーを守れない運転者がいるために、交通トラブルが発生したり、後続車をイラつかせたりしてしまうのです。お互いに快適なドライブをするためにも、最低限のルールやマナーを守るようにしましょう。