この記事をまとめると
◾️数多くあるオプション装備のなかから選んで後悔しない装備を厳選
◾️オプションのなかには便利なだけではなく、安全性にも寄与する装備も存在する
◾️ここぞというオプション装備にはお金をかけて、後悔しないようにしておきたい
装着してよかったと感じること請けあいのオプションとは
日々進化し続けるクルマの装備ですが、あれもこれもと欲張ってオプション装備を追加していくと、気がつけばとんでもない価格に跳ね上がってしまうことになります。付けてしまってから「あまり必要なかったな」と後悔したくないのは皆同じ。そこで、多くの新車を見てきて「この装備は付けても損はない」「あるなら絶対に付けた方がいい」と太鼓判を押したい装備を厳選してみました。
まずひとつめは、パワーバックゲートです。ひと昔前までは高級車の装備というイメージでしたが、最近ではヤリスクロスに7万7000円でオプション装備として設定されるなど、コンパクトクラスのSUVにも付けられるようになってきました。
「そんなの、手で開ければいいじゃん」と思うかもしれませんが、昔より衝突試験が厳しくなった影響もあるのか、バックゲートがガッシリとして重く感じるモデルが多くなり、1日に何度も開け閉めすると腕が疲れてくるのを感じませんか。小柄な人や非力な人はさらに、思っている以上の重労働となってしまいます。両手で荷物を持っていても、足の動作だけで開閉できたり、キーのボタンであらかじめ開けておくこともでき、一度この使いやすさを知ってしまうと、手動のバックゲートには戻れないほどです。
また、ありがたいのは雨の日やクルマのボディが汚れているとき。手で開け閉めすると手が濡れたり汚れたりしやすいですが、スイッチ操作ならその不快感もなし。
さらに、中古車の鑑定をする人やメカニックさんに聞いたところ、ドアやバックゲートを力いっぱいバンバン締めているクルマは、開口部が傷んでいることが多いのですぐにわかるといいます。電動開閉なら優しくパタンと締めてくれるので、リセールバリューにも有利になるかもしれません。便利なだけでなく先々のことも考えると、つけておいて損はない装備といえます。
ふたつめは、軽自動車でも装備されるようになったシートヒーターはもちろんのこと、まだオプションで用意されることの多いステアリングヒーター。これは運転する人にしか関係のない装備ではあるのですが、寒い時期の朝などはこれがあるのとないのとでは大違い。
「手袋をすればいいのでは?」と思うかもしれませんが、ずっと外にいて冷え切った手に手袋をしても、そうそうすぐには温かくならないものです。指も冷えてカチコチのままではハンドル操作が安全にできない可能性があるので、ステアリングヒーターは快適性のみならず、安全運転のためにもなる装備といっていいでしょう。
また、冷え性の人は冬だけでなく、エアコンを使う暑い時期にもピンポイントで手を温めることができます。同乗者が暑がりなのでエアコンを全開にしているけれど、「自分は冷え性なので辛い」という人もステアリングヒーターがあれば調節できますね。