この記事をまとめると
◾️純正色とは思えないようなボディ色の設定があった国産車4台とそのカラーを紹介
◾️ポップで鮮やかな色からおどろおどろしいマジョーラまでさまざまなボディカラーが存在
◾️ピンククラウンはクルマのキャラクターとのギャップからとくに話題となった
カラバリがウリの3代目マーチのなかでもとくに鮮やかな3色!
クルマのボディカラーで冒険したい! と思っていても、なんとなくいつも白、グレー、黒に落ち着いてしまう人は多いですよね。でもこれまでに、「こんな色、ほかでは見たことない!」と驚くような奇抜な純正ボディカラーを採用したモデルもたくさんありました。世界観を表現するような色から、話題づくりにひと役買う色まで、ここで振り返ってみたいと思います。
まずは、カラフルなボディカラーが豊富に揃っていたイメージが強い日産マーチ。とくに、2002年から販売開始された3代目のK12系モデルは、CMに登場して話題となった、大小の水玉模様をランダムに配した「みずたマーチ」や「しましマーチ」、「花咲かマーチ」といったユニークなボディカラーで個性を強調していました。
2004年にマイナーチェンジした際に純正カラーとして採用されたのが、思わず食べたくなっちゃいそうなビタミンカラーたち。いかにもジューシーな「マンゴーオレンジパール」や、目にも鮮やかな「キウイグリーン」、フレッシュな酸味を感じそうな「シトロンイエロー」がありました。丸ッとしたポップなデザインのマーチを、より引き立てて元気で明るい印象にするカラーたちでしたね。
次に、ネーミングからして南国のきらめく海や緑を連想させるような、思いっきり派手なグリーンが印象的だったのは、1995年に登場した初代ホンダCR-V。その名も「タヒチアングリーン・パール」で、アイスランドにある美しいグリーンの水面で有名なブルーラグーンのようでもあります。
このCR-Vのエクステリアデザインは、イメージがトレッキングシューズだったということで、都市型SUVとはいいつつも、ちょっと遠くの海や山を象徴するようなボディカラーが採用されたのかもしれません。
もちろん現在は希少カラーとなっていますが、「じつは当時、本当はこの色が欲しかったのに家族に反対された」というような人が意外に多く、いつか手に入れたい憧れのカラーとなっているようです。