ドアを開けたら壁とゴツン……の悲劇! クルマのドアエッジを守る手段をアレコレ試してみた (2/2ページ)

簡単に取り外しができてスタイリッシュ!

 そこで、ネットで「ドアエッジ 磁石」「ドアガード マグネット」と検索してみたら、あるじゃないですか、粘着テープ不要の、マグネット内蔵のシリコン素材、カーボン柄の「マグネットドアガード(全長約12cmと6cmのL/Mサイズの2種類あり)」、「マグネットドアエッジカード(ドア下部の角用)」という商品が!!  これなら、普段は付けておかず、降車、乗車の際だけ、マグネットでドアエッジに付ければいい。しかも、マグネットドアガードのほうは形状が曲げられるため、鋭角に張り出したドアエッジ(こここそ壁に当たりやすい)にも対応するというのだから、個人的な感想としては完璧、理想的だ。ダークカラーのボディなら、付けたままでも目立たないメリットもある。

 これは本来は付けっぱなしでドアエッジを保護するアイテムだが、これをドアポケットなどに忍ばせておき、狭い駐車スペースでドアを開ける際、ドアエッジのもっとも張り出した部分にマグネットでペタンとワンタッチで貼りつけ、降りれば、万一、ドアエッジが壁に当たってしまったとしても安心というわけだ。

 ポイントはマグネットの力で装着するため(アルミ、樹脂ドアは対象外)、貼り付け、取り外しが何度でも行えるというところ。クルマから無事、下りたら取り外してドアを閉め、携帯するのもしやすく(長いほうのLサイズでも全長約120mm、幅約15mm、厚み約9mm)、乗り込む際はまたドアエッジにペタンとマグネットで貼り付け、ドアを閉める前に回収すればいいのである。

 また、壁ではなく、高い縁石対応としては、ドア下部の角にマグネットで貼り付けられるタイプのマグネットドアエッジカードを用意すれば、完璧だろう。繰り返しになるが、ドアを開ける際だけドアエッジを保護してくれて、走行中、駐車中はドアガード、ドアエッジカードなしのボディでいられるところがこのアイテムの神ポイント。同乗者にもお願いしておけば、万一、隣のクルマのボディにこちらのクルマのドアエッジがゴツン!! となっても、被害は軽減されるはずである。

 ただし、ひとつだけ注意点がある。汚れたボディにマグネットで貼り付け、再び付けると、ボディに接触する部分に泥や砂の汚れが残り、塗装面に微細なキズが付いてしまう可能性がある。よって、今回のような使い方をするのであれば、外したあと、ボディの接触面を綺麗にしておく必要はあると思う。いずれにしても、今回、発見したマグネット式のドアガード、ドアエッジガードは、ドアエッジのキズが許せない筆者にとっての「神アイテム」になったのである。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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