当事者には二次事故を防止する義務がある
細かな破片は道路管理者が清掃時に片付けることが多い
交通事故によって破損したクルマのパーツのなかには、細かく砕けてしまうものもあります。このような細かく砕け散った破片は、事故現場で当事者が回収することが難しいでしょう。そのため、道路における危険がなくなる程度まで当事者が事故現場を片付けたら、道路が清掃されるまで待つこととなります。
道路の清掃は、道路を管理する管理者(国、都道府県、市町村、高速道路会社など)が行っています。ただ、実際に清掃しているのは、道路上で見かける黄色い車=パトロール隊とも呼ばれる人たちです。この道路の清掃や維持・補修などを行うパトロール隊は、一般道路や高速道路などで見かけることがあるため、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
道路のパトロール隊は、低速走行しながら道路の状況をじっくり観察しています。つまり、単にゆっくり走行しているのではなく、道路に損傷や危険がないかなどを観察しながら走行しているのです。私たちが日々道路を安全に利用できているのは、パトロール隊の方々が道路の安全を守ってくれているからだといえるでしょう。
二次事故を防止するためにも破片はしっかり処理する
交通事故によって飛散したクルマのパーツは、二次事故を誘発してしまう危険性があるため、当事者がしっかりと片付けなければなりません。
交通事故の現場で、クルマのパーツをある程度片付けると、「こんなもんでいいか」と思ってしまうかもしれませんが、クルマを運転する立場で考えると、小さな破片がクルマに大きなダメージを与えることを簡単に想像できます。そのため、どんなに小さな事故であっても事故現場の片付けと警察への通報は確実に行いましょう。