新車販売はN-BOXとカローラが相変わらず絶好調だが……じわり「ホンダの登録車勢」が勢いを増していた! (2/2ページ)

ホンダ車の勢いが増してきた!

 ホンダ・ステップワゴンが前年比278.4%で登録車のみで9位、ヴェゼルが153.7%で8位となっている。本稿執筆時点で調べるとホンダ車全体の納車状況はかなり改善されていた。前述したステップワゴンで3カ月以上、ヴェゼルでは2カ月以上とほぼ平常時と変わらない納期となっていた。登録車に関してはアコード、オデッセイ、WR-V、ZR-V以外は納期に関しては気にすることなく商談ができそうだ。

 軽自動車は4カ月以上かかるとしているが、先行発注しているもので希望仕様があればそれほど待つ必要はないようである。

 3月末に正式発売となったWR-Vだが、廉価グレードのXに受注が集中しており(とくに唯一の標準色クリスタルブラックパール)、このXグレードがとくに待たされるようだが、それでも半年ほど待てば納車となるようだ。

 軽自動車に関しては、毎年事業年度末となる3月はとくに販売台数を伸ばすダイハツ車が軽自動車のみでのトップ10圏内に1台もいないという珍事が発生している。不正問題による出荷停止が多くの車種で続いており、いよいよ流通在庫も底をついた状況だったので仕方ないところではあるが、すでにほぼ出荷停止は解けているので、今後は自社届け出なども積極的に行いながら猛追してくるかが大いに注目することができよう。

 話は変わるが、4月になってスタートした新年度は、路線バスの路線廃止や減便、スーパーでの顕著な欠品など、「2024年問題」の影響が出てきている。完成した新車の工場からの出荷はトラック輸送がメインとなるので、今後2024年問題がどのような影響をもたらしていくのかも気になるところである。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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