この記事をまとめると
◾️「無断駐車を発見したら罰金◯万円」の看板に法的な効力はない
◾️無断駐車は当事者同士の問題となるため、警察も注意以上の介入はできない
◾️刑事罰はないものの、モラルの問題として無断駐車は厳禁だ
「無断駐車を発見したら罰金◯万円」の効力とは
駐車場で「迷惑駐車お断り!」や「無断駐車を発見した場合は罰金◯万円」という看板を見たことがある方も多いのではないでしょうか。コンビニやスーパー、月極駐車場など、さまざまな場所で見かけることがある無断駐車に関連する看板に法的な効力がないというのは本当なのでしょうか。今回は、無断駐車の看板の効力や悪質な無断駐車をやめさせる方法などを解説します。
じつは街なかで見かけることがある「無断駐車を発見したら罰金◯万円」という看板に法的な効力はありません。そのため、駐車場のオーナーに無断駐車を発見され、罰金を請求されても支払う必要はないのです。
この事実だけを聞くと、無断駐車を認めているように聞こえるかもしれませんが、そもそも駐車場は利用者や契約者のために用意されているクルマの置き場所です。そのため、許可や契約なくクルマを駐車したり、駐車場を用意している施設を利用しないのにクルマを停めたりするのは迷惑駐車となります。
また、商業施設や店舗の営業を妨害したり、駐車場利用者・契約者の妨げとなる行為をしたりすると、別の罪に問われる可能性があります。そのため、無断駐車や迷惑駐車はしないようにしましょう。