「無断駐車は罰金○万円」の看板には法的な効力なし! 悪質無断駐車に対する現実的な対応策とペナルティとは (2/2ページ)

悪質な無断駐車をやめさせる方法はないのか?

 法的な効力はないものの、駐車場に「無断駐車を発見した場合は罰金◯万円」の看板やカラーコーンなどを設置しているのは、無断駐車や迷惑駐車を防止するための対策です。このような看板や設置物があると、無断駐車や迷惑駐車を抑止する効果があることから設置されています。

 しかし、なかには看板や設置物を無視する悪質な無断駐車や迷惑駐車を見かけることがあります。このような悪質な無断駐車や迷惑駐車はどのようにしたらいいのでしょうか。

 悪質な駐車や無断駐車・迷惑駐車を頻繁にされる場合、注意書きの紙を貼り付けて(クルマのボディやガラスに貼り付けると器物損壊になる可能性があるためワイパーに挟むケースが多い)警告したり、証拠となる画像や映像を揃えて警察や管理会社に相談したりしましょう。

 ただし、警察は民事不介入であるため、警察が注意したあとの対応は個人間で行う必要があります。なお、道路における無断駐車は、駐車違反となるため、警察が取り締まります。

「無断駐車・迷惑駐車お断り!」や「無断駐車を発見した場合は罰金◯万円」といった駐車場の看板には法的な効力がないため、無断駐車をしてもお咎めなしとなってしまうのが現実です。ならば、「無断駐車や迷惑駐車をしてもいいじゃん!」と考えてしまう人もなかにはいるでしょう。

 しかし、身勝手な無断駐車や迷惑駐車は、誰かの迷惑になっていたり駐車妨害となっていたりします。そのため、無断駐車や迷惑駐車をしてはなりません。気もちのいいカーライフを送るためにも、無断駐車や迷惑駐車をするのではなく、近くのコインパーキングやパーキングメーターなどを探し、停めるべき場所にクルマを停めるようにしましょう。


齊藤優太 SAITO YUTA

ライター/インストラクター/ジャーナリスト

愛車
A4 35 TDI
趣味
ドライブ・洗車・音楽鑑賞・楽器演奏
好きな有名人
BLUE MAN

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