この記事をまとめると
■車両のライトは本来、夜間のドライブの安全確保にかかせないもの
■最近は斜め後方に向かってライトを照らすトラックをときおり目にする
■周囲を幻惑するトラックが存在する理由について解説
眩しいライトを後ろに向けるトラックが存在する理由とは?
最近、夜間にクルマを運転していて眩しいという思いをすることが多くなってきた。対向車や後続車のヘッドライトが明るすぎたり光軸がズレていたり、ハイビームのまま走っていたり、と理由はさまざまだが眩しいクルマが多い。
さらに最近は、前走車でも眩しいクルマが増えてきた。以前は前走車で眩しいクルマといえば、リヤフォグランプを晴天時にも点灯しているクルマぐらいだったが、トラックのなかには斜め後方に向かってライトを照らしている超眩しいクルマも見かけるようになった。一体なんのためなのだろうか。
このライトは作業灯で、夜間の積み込み積み下ろしなどの際に荷台周辺の視界を確保して作業の安全や積み忘れなどを防ぐために装備されるものだ。つまり、走行中には使用しないランプとして搭載が許されている装備である。
重機運搬車などのトレーラーやレッカー車などでも積み込み用として、荷台前部の鳥居に作業灯を装備しているクルマもいるが、これらはランプを点けっぱなしにして走行しているケースを見かけたことはない。