この記事をまとめると
■1990〜2000年代のスポーツカーは軒並み価格が高騰しており高音安定傾向だ
■そのなかから比較的安価なモデルをピックアップ
■各モデルの特徴とともに人気がイマイチな理由や購入時のポイントなどを解説
スポーツカーとしての魅力を兼ね備えた格安国産スポーツカー
ここのところ高値安定のイメージが強い国産スポーツモデルたち。高年式の車両が高いのは当然として、一時期は底値だった1990~2000年代のスポーツモデルも軒並み価格が高騰しているのはご存じのとおり。
そんな国産スポーツのなかでも比較的安価なモデルもじつは存在している。今回は、そんな思いのほか安価な中古スポーツモデルをご紹介しよう。
トヨタ・セリカ(7代目)
セリカというとラリーのイメージが強く、4WD+ターボのGT-FOURを思い浮かべる人が多いハズ。しかし、最終型となった7代目モデルはトヨタがラリーベース車をカローラに変更していたことや、レビン/トレノが消滅することが影響し、ライトウエイトスポーツに変化していた。
そのため、ボディサイズがやや小さくなり、エンジンも2リッターから1.8リッターにダウンサイジングされ、4WDモデルもラインアップされなかったことで不人気車の烙印を押されてしまったが、じつは初代インテグラタイプRに匹敵するほどのFFハンドリングマシンに仕上がっていて侮れない1台なのだ。
マツダRX-8
現時点では駆動用にロータリーエンジンを搭載するFRスポーツとなるRX-8。最後にリリースされたスピリットRはプレミア価格となっているが、通常モデルは意外にも買いやすい価格となっている。
これは、RX-8がターボモデルではない点やジャンル的には4ドアセダンでクーペではない点などが挙げられるが、いちばんの理由は搭載されるロータリーエンジンのクセが強いことだろう。
定期的なメンテナンスやツボを押さえた乗り方がなされてきた車両であれば問題ないが、メンテナンス不足やふさわしくない乗り方をされてきた車両はエンジンの調子を崩しているケースも珍しくなく、これは走行距離に比例しないというのも難易度を高めている。そのため、購入する際は専門店など知識と経験が豊富なところを選びたい。