この記事をまとめると
■今後国内で発売されるクルマ11台のスペックや発売の予定時期を紹介する
■レクサスGXやスズキ・フロンクスなど海外で先行販売されてる車種も導入予定だ
■ファンから熱望されているモデルや諸事情で販売延期になったモデルも予定されている
これから発売される国産車11台をピックアップ
■トヨタ・クラウンエステート
今日のクラウンはシリーズ化され、4タイプのボディをそろえる。すでにクロスオーバー、スポーツ、セダンは発売され、残りの1タイプがエステートだ。販売店では「2024年7〜9月頃に発売される」という。
クラウンエステートは全長が4930mm、全幅は1880mmと大柄だ。車内はクラウンシリーズではもっとも広く、後席の頭上や足もとの空間、荷室容量にも余裕を持たせている。
■トヨタ・ランドクルーザー250
実質的にランドクルーザープラドの後継だが、ボディは大幅に拡大され、全長は4925mmだ。さらに全幅は1980mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)も2850mmだから、ランドクルーザー(300)と共通だ。
つまり、従来のプラドはランドクルーザーのコンパクト版だったが、250はサイズも含めて300と共通のプラットフォームを使い、悪路指向をさらに強める。両車は並列の関係になるわけだ。それでも250のエンジンは従来のプラドと同じ直列4気筒の2.7リッターガソリンと2.8リッタークリーンディーゼルターボだから、V型6気筒の300よりも小さい。価格も割安に抑えられる。
■レクサス GX
ランドクルーザー250と基本部分を共通化しながら、内外装を中心に質感を高めた車種がGXだ。
パワーユニットは、ランドクルーザー250とは異なり、V型6気筒3.5リッターツインターボと、直列4気筒2.4リッターターボをベースにしたハイブリッドになる。ディーゼルは用意されない。
■日産 キックス
北米で新型キックスが発表された。これを日本にも導入する。発売は2025年以降だが、引き締まり感の伴う外観がカッコイイ。現行キックスは設計の古さを感じさせ、コンパクトSUVでは販売も低調だが、新型は注目されそうだ。
北米仕様は直列4気筒2リッターエンジンを搭載するが、日本仕様はハイブリッドのe-POWERになる。
■ホンダ・フリード
コンパクトミニバンの人気車種だが、2016年の発売とあって、いまではさまざまな機能が古くなった。そこで新型では、ハイブリッドシステムを設計の新しいe:HEVに刷新して、安全装備も大幅に進化させる。次期型は好調に売れるはずだ。
※写真は2代目ホンダ・フリード
■ホンダ N-VAN e:
N-VANをベースに開発される電気自動車で、最高出力が64馬力のモーターを搭載する。リチウムイオン電池の総電力量は30kWh前後で、1回の充電によって210km程度を走行できる。
床下に電池を搭載しながら、シートアレンジなどの基本的な実用機能はN-VANと共通だ。価格は販売店によるとe:L4が269万9400円、e:FUNが291万9400円だという。なお、N-VAN e:と共通の電動ユニットをN-ONEに移植した軽乗用車の電気自動車も登場する予定だ。