F1日本GPに挑む角田裕毅を直撃! 「鈴鹿への意気込み」「岩佐歩夢」についても語る (2/2ページ)

F1を楽しんでほしい!

鈴鹿サーキットの攻略と岩佐歩夢について

 ジュニアカテゴリーから鈴鹿サーキットを走り込んでいる角田。ズバリ、鈴鹿サーキットを速く走るコツ、そしてポイントを聞いてみた

「初めて走るドライバーにとって、鈴鹿サーキットは非常に難易度が高いサーキットです。1番大事なのはセクター1でリズムよく走ること……S字から逆バンク、そしてターン7をテンポよくドライブすることでしょうか。どこかでスピードを落としてしまったりラインを外すだけで、その1周のタイムアップは期待できません。セクター1は高速コーナーの連続なので、ハイスピードで飛び込んでいく度胸も大切だと思います。今年は春開催なので、昨年までより気温が低めです。路面温度が低いとタイヤのグリップ性能も高まります。全体的なタイムアップにも期待できるので、予選では注目してください」。

 さらに、5日(金)のフリー走行1回目では、チームメイトのダニエル・リカルドに代わリ、レッドブル・ジュニアに所属して今シーズンは全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦している岩佐歩夢のドライブが決定。公式セッションでふたりの日本人ドライバーが走行するのは、2010年の小林可夢偉と山本左近以来となる。

 このニュースついて角田は、「僕はジュニアドライバーのときに公式セッションで走ることができませんでした。その体験ができるのはとても羨ましいですね。彼はジュニアカテゴリーで成功を収めていて鈴鹿サーキットも走り込んでいると思うので、走行を重ねるたびにパフォーマンスを発揮することになるのではないでしょうか。僕からはとくにアドバイスはありませんが、本当に特別な1日になると思うので、F1ドライブを楽しんでほしいです」

 冷静で落ち着きのあるF1ドライバーとして、昨シーズンよりワンランクも2ランクも強くなった角田。母国グランプリで、初のポイントを獲得する可能性も非常に高そうだ。チケットはまだ手に入れることができるので、角田の魂あふれる走りを見届けに、鈴鹿サーキットへ足を運んでみてはいかがだろうか。


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