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「高っけ〜なぁ〜」なんて声の出る高速道路料金! 運営会社が独自に決めてるワケじゃなかった (1/2ページ)

「高っけ〜なぁ〜」なんて声の出る高速道路料金! 運営会社が独自に決めてるワケじゃなかった

この記事をまとめると

■高速道路の通行料は距離に応じた料金と1利用あたりの固定料金をプラスしたもの

■高速道路利用料金公共交通機関運賃と比較し公正妥当と認められる水準に設定されている

■普通車区分料金のなかで重量に応じた料金設定がないために公平性が保てていない

高速道路利用料金は距離や車両区分により変わってくる

 長距離移動や帰省などで利用することがある高速道路。そんな高速道路は、利用するために料金を支払う必要があります。

 では、高速道路の料金はどのようにしてしまっているのでしょうか。今回は、高速道路料金の決め方について解説します。

高速道路料金の基本は距離

 高速道路の料金の基本的な考え方は「距離」です。また、距離に応じた料金に加え、「ターミナルチャージ(1利用あたりの固定料金)」がプラスされます。つまり、一般的な高速道路(NEXCO)の料金の計算式は次のようになります。

高速道路料金の基本計算式:「(1kmあたりの料金×距離+ターミナルチャージ)×1.1(消費税)」
※算出後料金の端数は四捨五入して10円単位となります
※算出後の料金が1万円を超える場合は100円未満の端数を切捨して計算されます
NEXCO西日本より)

 また、100kmを超える長距離走行の場合、利用料金が割引されます。割引は、100km超から200kmまでが25%、200kmを超える場合は30%割引されます。

 ここで紹介した高速道路料金は、あくまでもNEXCOが公表している計算式です。その他の有料道路の利用料金は、道路によって異なるため注意しなければなりません。

 たとえば、高速自動車国道ではない有料道路(東京湾アクアライン・圏央道・京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路・仙台東部道路など)は、道路ごとに要した総費用に応じて料金が定められています。そのため、前述した一般的な計算式とは異なる計算式で利用料金が計算されます。

料金はどのように決まるのか?

 そもそも、高速道路の利用料金は、どのようにして決まるのでしょうか。

 NEXCO中日本によると、「通行料金は高速道路の新設・改築・維持・修繕その他の管理に要する費用を、料金収入で償えるように設定している」とのことです。また、「物価水準や他の公共交通機関の運賃などと比べて社会的に公正妥当と認められる水準の料金設定している」と公表しています。

 この考え方は、道路整備特別措置法第23条に定められている内容に則したものとなっています。NEXCOでは、国土交通大臣に通行料金の申請を行い、国土交通大臣の許可を受けて通行料金を設定することになっていることから、不当な通行料金を請求されることはないということです。

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