徒歩でもなんとかなるプランを立てよう
もしもヒッチハイクに失敗したら……
ヒッチハイカーは、さまざまな場所で見かけることがあり、筆者も高速道路のSA・PAで見かけたことがあります。高速道路のSA・PAにいるヒッチハイカーは、クルマの運転者との目的地の違いにより乗せてもらっていたクルマから降り、次のクルマを探していると考えられます。しかし、もしも次のクルマを探しているヒッチハイカーが、クルマに乗ることができなかったらどのようになるのでしょうか。
NEXCO西日本が公開している「SA・PAご利用上の注意」によると、休憩の目的を逸脱した行為は禁止されており、長時間・長期間駐車、野宿、野営または車上生活などを行わないよう注意喚起しています。
もし、ヒッチハイカーがSA・PAで次のクルマに乗ることができなかった場合は、SA・PAの禁止行為に該当する可能性が高いため、SA・PAのインフォメーションセンターなどに相談することになります。その後の対応は、現在地や時間などによって異なるため、どこに行くのかはそのときどきで異なるでしょう。
いずれにしても、SA・PAに居座り続けることは難しいため、何らかの方法でSA・PAから出ることになると考えられます。
偶然にも一般道から入ることができるSA・PA(ぷらっとパーク/ウォークインゲート/ウェルカムゲートなど)でクルマから降りた場合、一般道から入ってきたドライバーに最寄り駅や近くの宿泊施設まで送ってもらうことができるかもしれません。
このような一般道から入ることができるSA・PAであれば、いざというときの選択肢が広がるため、ヒッチハイクの途中、SA・PAで降りなければならなくなった場合は、一般道から入ることができるSA・PAに降ろしてもらうとよいでしょう。そのため、ヒッチハイクをする際は、SA・PAの設備や出入り口について調べておくことをおすすめします。
ヒッチハイクをすることがあるときは万が一の事態に備えておこう
ヒッチハイクは、クルマや電車などを使った旅と違った楽しみやドキドキ感がある旅です。しかし、さまざまなリスクと隣り合わせの旅でもあります。そのため、ヒッチハイクをするときは、クルマが見つからなかったときのことも想定して予定を組んだり、乗り降りする場所を選んだりすることがポイントです。
また、緊急時に備えて、宿泊料や公共交通機関の運賃を支払えるほどの資金も用意してヒッチハイクをすると万が一のときも安心です。