”超”スペシャルモデルは合計で限定200台の用意
さらに注目したいのが、100台ずつの限定数で用意されるスペシャルモデルの存在だ。それが、TGR World Rally Team(以下:TGR-WRT)所属選手が監修した特別仕様車、「GRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition(以下:オジエEdition)」と、「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanperä Edition(以下:ロバンペラEdition)」だ。
両モデルは、「ラリーの現場でクルマを鍛え、成長させてくれるドライバー、その機会を与えてくださるすべてのチーム、主催者を含む関係者の皆さま、そして、ファンの皆さまへ敬意と感謝を伝えたい」というモリゾウこと、豊田章男会長の想いの下で開発した珠玉のモデル。
両モデルの特徴を説明しよう。
まず、伝説のラリードライバーであるセバスチャン・オジエがプロデュースする「オジエEdition」には、新規色の「マットステルスグレー」を採用し、大人な雰囲気漂うシックな仕立てとなっている。
一方で、WRC以外にもフォーミュラドリフトなどで大活躍したカッレ・ロバンペラがプロデュースした「ロバンペラEdition」は、ド派手な「3色塗装」を採用している。このデザインは、同氏の友人デザイナーによるものを採用している点にも注目だ。なお、この柄はカッティングシートなどは使用しておらず、塗装のみで3色に塗り分けられている点にも注目だ。
また、両モデルはそれぞれの名を冠した各ドライバーの好みに合わせた走りを実現すべく、本モデル専用の四駆制御モードを開発している。標準車両の「GRAVEL」 「TRACK」 と置き換える形で、それぞれ2モードずつ専用制御が振り分けられている。色だけ変えた名ばかりグレードではなく、走りの面も本気の仕立てとなっているのだ。
マイナーチェンジ版のGRヤリスと、特別仕様車はそれぞれ4月8日に全国のトヨタ車両販売店を通じて発売される。
価格は、RZが448万円(6MT)、 483万円(GR-DAT[8AT])、上位モデルのRZ High-performance が498万円(6MT)と533万円(GR-DAT[8AT])だ)(モータースポーツベースのRCも設定あり)。
オジエEditionとロバンペラEditionはそれぞれ845万円となる。こちらは、全国のGR Garageにて3月21日(木)~3月31日(日) の期間で店頭にて抽選申し込みが可能だ。その後、4月18日(木)に当選連絡が行き、4月18日(木)以降商談が可能となる。
よりブラッシュアップされたGRヤリスと、”超”がつくほどのスペシャルな2種類のGRヤリス、スポーツカー好きもモータースポーツ好きも見逃せないモデルとなりそうだ。