富士スピードウェイなのにコースじゃなくて「あえて駐車場」でレッスン……ってナゼ? トヨタモビリティ神奈川の狙いと思いを直撃した! (2/2ページ)

「クルマの運転が上手くなりたい」から参加を決めた

 参加者の多くはドライビングフェスタの参加歴がある人たちで、すでにサーキット走行の経験を持つ人たちもいた。レッスンを終えた参加者の声を紹介しよう。

「サーキットをときどき走っているのですが、ドライビングスキルがなかなか上がらないので、ブレーキングやステアリングの舵のあて方を確認しました。こういう場所なら安全ですね」(GRヤリス・木口博さん)。

「トヨタモビリティ神奈川のドライビングフェスタに参加したことがあり、今回は定常円旋回をもうちょっとうまくなりたいと思い参加しました。雰囲気はなんとかつかめそうな感じでした」(86・木村明仁さん)。

「普段はカートとシミュレーターしかやっていないので、実車で練習するのは30年ぶりぐらいです。普段はきびきびとした運転ができないので、久しぶりにすごく楽しめました」(ヤリス・奥村朋幸さん)。

 参加した理由はバラバラだが、もっとうまくなりたいという気持ちを持ち、エントリーを決めたことは一緒。安全な広場でクルマの基本動作を学ぶというこのイベントの趣旨は、参加者にしっかり理解されていると感じた。確かな手ごたえを感じたトヨタモビリティ神奈川では、すでに次のプランに向けた検討が行われている。

「Evo.1というネーミングからもわかるとおり、次のプランも考えています。たとえば富士スピードウェイのショートコースでサーキット走行の初級編をやるか、今回の駐車場レッスンをリピートしたいという人もいると思うので、Evo.1の進化版をやるか。GR Garage MASTER ONE東名川崎は普段、GR86/BRZ Cupなどのレースにも出場しているので、最新モデルのクルマの走らせ方はわかっています。どんどんアウトプットしていければと思っています」(横田氏)。

 翌日の日曜日には同じP7駐車場でJAF承認イベントの「第3回トヨタモビリティ神奈川杯JAFオートテスト」(神奈川トヨタ自動車モータースポーツクラブ主催)を実施。16名が2日連続で参加し、前日に学んだことを活かしてさっそく腕試しを行った。

 このようにグループの強みを活かして、いろいろな仕掛けができるのがトヨタモビリティ神奈川の真骨頂。我こそはという方は、同社の各店舗まで問い合わせてほしい。


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