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14歳から運転できる国もあるって羨ましすぎる! かの「イセッタ」を彷彿とさせる小型EV「マイクロリーノ・ライト」が想像以上に本格的なクルマだった (1/2ページ)

14歳から運転できる国もあるって羨ましすぎる! かの「イセッタ」を彷彿とさせる小型EV「マイクロリーノ・ライト」が想像以上に本格的なクルマだった

この記事をまとめると

■スイスのマイクロリーノ・カーズ社からは超小型モビリティ「マイクロリーノ」が販売されている

■「マイクロリーノ」はBMWイセッタにインスパイアされたデザインで有名になった

■速度を45km/hまで抑えた「マイクロリーノ・ライト」なら国によっては14歳から運転することができる

激カワな電動マイクロモビリティ

 ヨーロッパには、「クワドリシクル」と呼ばれるセグメントの小型自動車が存在する。これは一般的な乗用車よりコンパクトでかつ軽量な超小型モビリティ。現在、「ライト・クワドリシクル L6」と「ヘビー・クワドリシクル L7」の両型式が認定されており、BEVの場合にも「同L6e」、同「L7e」の両モデルが規定されている。

 ここで紹介するスイスのマイクロリーノ・カーズ社も、このクワドリシクルを開発、生産するメーカーのひとつ。彼らがこのクワドリシル、L7e規格の「マイクロリーノ」を初公開したのは2016年のジュネーブショーでのことで、1950年代のBMW(イソ)イセッタにインスパイアされたそのキュートなスタイルが、大きな話題を呼んだことは記憶に新しい。

 彼らがそれからつい最近まで、デザインを模倣する多くのメーカーに対する訴訟を開始しなければならなかったことを知れば、その魅力も想像できようというものだ。

 そのマイクロリーノ・カーズが、さらに魅力的なバリエーションを今年のジュネーブショーで披露した。2024年の初夏にはデリバリーを開始する予定だというそのモデルは、「マイクロリーノ・ライト」と呼ばれるもの。

 これは、これまでのマイクロリーノをベースとしたL6e規格のモデル。L7e規格との大きな違いは、最高速が45km/hに制限され、車体重量や設計速度、動力源の出力などで区分されているが、車体の大きさに対する規定はない。したがってスリーサイズで2519×1473×1501mmというマイクロリーノは、基本的にL6eのライトでもそのままそれを流用できることになる。

 L6e規格で生産されるニューモデルの最大のメリットは、それをドライブするために自動車のドライビングライセンスを必要としないことだろう。必要なのはモペットなどのもっとも取得しやすいライセンスで、国によっては14歳でL6eライセンスを手にすることができる。

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