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何もないのにどうしてブレーキを踏むんだ! 法規を守っていれば何の問題もない高速道路の「ビビリポイント」 (2/2ページ)

何もないのにどうしてブレーキを踏むんだ! 法規を守っていれば何の問題もない高速道路の「ビビリポイント」

この記事をまとめると

■思わずブレーキを踏んでしまいたくなる公道で焦る瞬間を紹介

■Nシステムをオービスと間違えて急ブレーキを踏むドライバーは意外と多い

■非常駐車帯に停まっているハイエースや高速を走る白やシルバーのクラウンは警戒対象だ

Nシステムでビビるのはやめてくれ!

 高速道路を走っていると、まれにちょっとビビらされたり、ヒヤッとすることがある。ずいぶん昔に中央高速道路を走っていると、前方にいきなり「椅子」が現れて肝を冷やしたこともあるが、それはまぁかなりのレアケースとして、典型的なビビり&ヒヤリシーンの代表例は「Nシステムの機器をオービスと見間違えたとき」だろうか。

 ご承知のとおりNシステムとは、クルマのナンバーを読み取って中央装置に伝送している「自動車ナンバー自動読み取り装置」のこと。もちろん(いちおう)ベテランドライバーである筆者は、NシステムとオービスのLHシステムを見間違えることは基本的にはない。オービスであれば、数km手前から必ず「自動速度取締機設置路線」と書かれた青い予告看板が現れるものであり、機器に近づいてくれば、そもそもオービスのLHシステムとは形状が微妙に異なることもわかるからだ。

 しかし──もちろんごくまれにではあるが──ややボーッとしているときなどは直前でNシステムの存在に気づき、なおかつそれをオービスのLHシステムと誤認してしまい、「やべっ!」とビビることがある。

 また、自分ではそれがNシステムであると確実にわかっているときでも、前を走るクルマが先ほどの私と同じようにボーッとしていたのか、Nシステムの直前で「やべっ!」とばかりに急ブレーキを踏み、若干ビビらされることもある。そのためNシステムの直下を通過する際には、いつも以上に「十分な車間距離」を意識するべきなのだろう。

 ……なんてことを書いていると、必ず「そもそも法定速度を守っていないお前が悪い!」的なことをいう風紀委員みたいな人が出てくるものだが、まぁおっしゃるとおりではある。確かに、私が悪い。

 だが同時に「いついかなるときでも法定速度をビタ1km/hたりとも超過していない者だけが、私に石を投げるがいい」とも思っている。

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