この記事をまとめると
■チューニングの主役はエンジンチューニングだ
■チューニングで人気のエンジンにはパフォーマンスが高く伸び代が大きいという共通項
■ベース車に人気があって発展性があることがチューニングに人気のエンジンの第一条件だ
第二・第三世代GT-Rのエンジンはチューナーからも人気が高い
クルマを改造して性能を向上させることを、チューンアップあるいはチューニングという。
そのチューニングには、エンジンの出力をアップするエンジン系のチューニング、サスペンションなどをいじってハンドリングをよりスポーティーにするハンドリング系のチューニングがあるが、やっぱりチューニングの主役、ロマンはエンジンにありという人も多いだろう。
そんなチューニング好きの走り屋に愛されているエンジンをいくつかピックアップしてみよう。
日産 VR38DETT
R35GT-Rの専用エンジンで、国産最強600馬力の出力を誇る。
V6、3.8リッターのツインターボで、トップチューナーがチューニングしたVR38DETTは、保安基準適合の範囲内でも1000馬力オーバーも珍しくない。
国産最強のエンジンといえば、VR38DETTに行き着く。
日産 RB26DETT
RB26DETTは第二世代GT-Rの心臓部。グループAレース、とくにインターTECでフォードシエラなど、世界の高性能ツーリングカーを撃破するために、設計段階で600馬力以上のパワーを想定して開発されたエンジン。
非常にタフな鋳鉄ブロックで、ノーマルは280馬力だが、フルチューンとなると1000馬力を超えるポテンシャルがある。最高速、ゼロヨン、サーキットのラップタイムなど、あらゆるチューニングカーのレコードをすべて塗り替えてしまったエンジンで、パーツの多さは圧倒的。
直6エンジンの音のよさ、フィーリングのよさもRB26の大きな魅力。