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インドで大熱狂だった「5ドアジムニー」がインドネシアで登場……もイマイチ盛り上がらない! 裏にある日本でも根強い「原産地問題」とは (2/2ページ)

インドで大熱狂だった「5ドアジムニー」がインドネシアで登場……もイマイチ盛り上がらない! 裏にある日本でも根強い「原産地問題」とは

この記事をまとめると

■2024年2月にインドネシアで開催された「IIMS2024」でジムニー5ドアが発表された

■インドネシア市場では、インドでの発表ほど盛り上がった様子が見られなかった

■ジムニー5ドアは「インド製」ということがひとつの課題といわれている

インドネシアにも5ドアジムニーが!

 2024年2月にインドネシアの首都ジャカルタ市内で開催された、「IIMS(インドネシア国際モーターショー)2024」において、スズキはジムニー5ドアのインドネシアデビューを発表した。ジムニー5ドアは2023年1月にインドの首都デリー近郊で開催された「オートエキスポ2023(通称デリーオートエキスポ)」にて世界初公開されている。すでに、多くの地域でジムニー5ドアがデビューしてきたなか、今回インドネシア市場でもデビューを果たしたことになる。

 筆者はデリーオートエキスポでの世界初公開の瞬間にも立ち会ったのだが、そのときのカオスとも呼べる大騒ぎぶりに比べると、今回のインドネシアデビューの瞬間の様子は少々「冷ややか」なものに見えた。世界初公開ではなく、しかも東南アジアでもフィリピンなどですでにデビューしていることもあるのだろうが、それだけが理由ではないようである。

「インドネシアではすでに3ドアのジムニー(日本でのシエラ)が販売されています。価格はMTで4億4390万ルピア(約426万円)ということもあり、富裕層のレジャービークル的需要が多いようです。ジムニーというクルマ自体を気に入っていることもありますが、『日本製』ということも人気を高めているようです」とは事情通。

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