気がつけば「手放し運転」可能なクルマが身近に……ってもはやドラえもんの世界! こんなにあった「ハンズオフ機能」が付いたクルマたち (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ハンズオフドライブが可能なクルマを紹介

■ミニバンや電気自動車と、幅広い車種で選ぶことができる

■よそ見まで可能な自動運転技術を導入したクルマもあった

ハンズオフができる身近なクルマたち

 気がつけば21世紀も24年目に入り……、AIや空飛ぶクルマなど、ドラえもんの世界が着々と近づいているような気がしてきましたね。私たちが日常で運転することができるクルマにも、すでにドライバーが手足を離したまま走行することができる「ハンズオフ」機能が続々と登場しています。今回は、その先駆け的なモデルや、意外なモデルなどをピックアップしてみました。

 まず、手が届きやすい価格で、暮らしに寄り添うミニバンというカテゴリーで、ハンドル、アクセル、ブレーキの操作を自動で制御する「プロパイロット」という全車速追従機能をいち早く搭載したのは日産セレナ

 最新モデルでは、e-POWER LUXIONというトップグレードのみではありますが、「プロパイロット2.0」という、ハンズオフ機能を含む先進運転支援技術を搭載しています。基本的には高速道路の同一車線内を走行しているときに、画面のハンズオフ走行OKのマークがブルーに点灯すると、ハンドルから手を離したまま走行ができます。

 ナビゲーションの地図画面とリンクするナビリンク機能もあるので、対面通行やトンネル、料金所や合流地点といったハンズオフができない条件や区間をより正確に判断し、ドライバーに手を戻すように促してくれるところが秀逸。前方から目を離すことはできませんが、長距離走行の緊張感、疲労感を軽減してくれる機能です。

 2台目は、トヨタとして初めて搭載したというLiDAR(ライダー)をはじめ、レーダーやステレオカメラなどを組み合わせて運転を支援する「Advanced Drive」でハンズオフ走行が可能となっているMIRAI。カーナビで目的地を設定すると、そのルート上で高精度マップが整備された高速道路や自動車専用道路で作動することが基本ですが、目的地を設定しない場合でも直線道路での動作をメインに作動することができます。

 設定速度は最高速度120km/hの間で、その区間の制限速度+15km/hまで任意に設定可能。昨今、新東名だけでなく東北道や常磐道なども制限速度が120km/hに引き上げられているので、この上限はやや物足りないかなという気もしますが、使ってみるとその動作の滑らかさ、精度の高さに驚かされます。車線変更を促すタイミングなども適切で、とても安心して乗っていられるハンズオフ機能です。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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