この記事をまとめると
■ホンダの従業員有志からなる「HRDC」が2024年もシビックタイプRでスーパー耐久シリーズに参戦
■2023年シーズンはFF車として初めてST-2クラスのシリーズチャンピオンに輝いた
■2024年シーズンはHRDC以外にもシビックタイプRの参戦が見込まれており、昨年以上の激戦が繰り広げられること必至
シビックタイプR同士のバトルも見られそうな2024年シーズン
2023年シーズンのスーパー耐久シリーズには、CFN燃料を使用したシビックタイプRがST-Qクラスに参戦していたことはよく知られているが、じつはもう1台、シビックタイプRが参戦していたことをご存知だろうか。それが、ホンダの従業員自己啓発チーム「Honda R&D Challenge（以下HRDC）」のシビックタイプRだ。
HRDCのホンダ・シビックタイプRのフロントスタイリング画像はこちら
そしてこの度、HRDCが、「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by Bridgestone」ST-2クラスに継続参戦することを発表した。
HRDCは、モータースポーツ関心のあるホンダの従業員融資で立ち上げたプライベートチーム。ホンダのモータースポーツ活動は、これまでもヒトと技術の研鑽を目的に創業直後から脈々と続いており、今回のHRDCによるスーパー耐久シリーズへの参戦も、「ヒト作り、クルマづくり、モータースポーツの発展」へ貢献することを目指している。
昨年、現行型シビックタイプRで初のフル参戦を果たしたHRDCは、ベース車の素性のよさを活かして優勝2回を含む5回の表彰台に登っており、その結果、チーム初、そしてFF車としても初めてのST-2クラスシリーズチャンピオンを獲得している。
HRDCのホンダ・シビックタイプRの走行シーン画像はこちら
HRDCとしては6年目となる2024年シーズンは、同車種のライバルチームが増える見込みだというが、チーム一丸となって強さと速さに磨きをかけて戦っていくという。
HRDCのチーム体制は以下の通り。
■参加概要
・エントラント：Honda R&D Challenge
・チーム代表：木立純一
・クラス/ゼッケン：ST-2/743
・マシン：Honda R&D Challenge FL5 CIVIC TYPE R FL5
・チーム監督：望月哲明
・テクニカルサポート：有限会社 ターマック・プロ（代表：川口法行）
・ドライバー：木立純一、柿沼秀樹、石垣博基、小林天翔
2024年もスーパー耐久シリーズでのHRDC、そしてシビックタイプRの活躍に期待したい。
