日本にも代理店の進出が決定
さらに2023年にはさらに高性能でスポーティなボディの新型車、ジョットが発表され、それは長年ビッザリーニブランドの本格復活を待ち望んでいたファンに大いに歓迎された。
ちなみにデザインを担当したのはジョルジョット・ジウジアーロとその息子であるファブリツィオ。三角形のBピラーや美しい曲面を持つリヤウインドウなどは、5300GTからインスピレーションを得たものであるのはたしかだ。
搭載されるエンジンはコスワースとの共同開発となる、そしてもちろんビッザリーニが手がけた6626ccのV12自然吸気。6626ccという排気量は、最初に触れたビッザリーニの誕生日にちなむもので、もちろん世界中の排出ガス規制に適合する。ボディは5300GTの雰囲気を残しつつも、そこはやはり現代に誕生したスーパースポーツのそれ。素材は軽量なカーボンファイバー製で、エアロダイナミクスに関しても最適なフィニッシュが施されている。
そのビッザリーニが日本へ上陸を果たすことが決定した。モータージャーナリストの山岸大氏が代表を務めるコルセ・オートモーティブが、ビッザリーニの日本における正規輸入代理店となり、2024年後半には東京都港区に専用ショールームが完成することが発表されたのだ。
ビッザリーニの最新コーポレーテッドアイデンティティを反映したショールームは、伝統的なファン、そして新たな潜在的なカスタマーにとって、ビッザリーニのパフォーマンスとデザインを体験できる拠点になるとのこと。
その完成まであと少し、待ち遠しい気持ちは日々強くなっていく。