軍用車を起源に1979年に発売を開始したGクラスは、今年で45年の歴史を誇る超ロングセラーモデルだ。2018年に登場した現行型は、快適装備と安全機能の充実を図り、納車待ちが年単位となっているほど好評を博している。そんな、Gクラスの特別仕様車「メルセデスAMG G 63 Grand Edition(グランドエディション)」が2024年2月28日に発表された。全国限定235台(左ハンドル95台、右ハンドルは140台)の販売となり、納車時期は2024年3月以降より順次予定している。
G 63 グランドエディションのエクステリアには、「マグノカラハリゴールド」のアクセントがフロント/リヤスカートの一部、スペアタイヤリング、前後のスリーポインテッドスターなどにあしらわれる。また、ヘッドライト、テールライト、ウインカーのライト類がブラックスモーク仕様となり、専用の「テック ゴールドペイント」の22インチAMGアルミホイールを装備する。ボディカラーはマットペイント外装色の「マグノナイトブラック」がベースとなり、特別感あふれる外観に仕上げられた。
搭載エンジンはベースモデルである「メルセデスAMG G 63」に準じた4リッターV8直噴ツインターボエンジン「M177」で、最高出力585馬力(430kW)、最大トルク850Nmを発揮する。2基のターボチャージャーはV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトとし、エンジンを可能な限りコンパクトにするとともに、ターボチャージャーへの吸排気経路を最適化することで優れたレスポンスを実現。