ド派手な電飾も張り出したバンパーもなし! デコトラ界の新風「ユーロアート」がいま人気急上昇 (2/2ページ)

国産ベースのユーロアート車も急激に増加

 前述したとおり、ユーロアートは文字どおりヨーロッパのトラックカスタムがその発祥。日本でもスカニアやボルボをベースにユーロアートを施したトラックが多く走っているが、バンパーライトを標準装備した高年式の国産トラックをベースに、本場の欧州車を凌ぐスタイリッシュなカスタマイズを施した車両もここ数年で急激に増えてきている。

 写真のウイング車も日野グランドプロフィアをベースにユーロアートを進めている1台。欧州カスタムパーツメーカーのスカニア専用ハイバーやパイロットランプなどを使用しつつ、国内のアート工房で製作したオリジナルパーツも多数装備した、和製ユーロの美しいプロフィアに仕上がっている。

 この車両を製作した工房をはじめ、全国各地のトラックのパーツを製作する工房や架装メーカーがこのユーロの分野に力を入れているのだ。本サイトでもレポートした10月29日開催の「ジャパントラックショーin富士スピードウェイ」(サーキットを巨大トラックが疾走!!  ジャパントラックショー in FSW 2023に圧倒される)にもそんなユーロアートのトラックが多数来場。国産車ベースの車輌も個性たっぷりのカスタマイズを披露していた。

 日本古来のデコトラも世界的な評価が高まっているが、トラックカスタムの新たなカテゴリーとして、ユーロアートはさらなる盛り上がりを見せてくれるに違いない。


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