金華山とモケットを組み合わせた内装も
お次は「花かご」のグリーンの生地を使用したインテリア。こちらも金華山生地はボタン締めやキルト、ステッチなどを多用して高級感あふれる仕上がりになっている。また運転席と助手席の間にはスイッチパネルやリレー機、調光器などが組み込まれたボックスを設置。ダッシュボードのセンターにはDVDプレイヤーを組み込んだコンソールボックスも作られている。メインシャンデリアは直径60cmのケーキ型が堂々とセットされ、バックパネルには全長140cmのナイアガラと半円形の壁掛けシャンデリアが備わる。
3作目は「大花束」のオレンジの金華山と赤のモケットを組み合わせた内装。シートのセンターと寝台&フラット化した助手席のモケットが室内のアクセントになっている。またこれら明るい暖色の生地は室内に落ち着いた雰囲気を与え、かつ空間を広く見せる効果も持ち合わせている。オーバーヘッドコンソールやハイルーフの両側面には収納スペースを設け、長距離輸送の業務に就くドライバーの利便性と快適性を高めている。メインシャンデリアは直径60cmの丸型。木製の土台がより高級な室内空間を演出している。
トラッカーたちにとって愛車の室内は仕事場であり、かつ生活空間でもある。そんなインテリアを独自のアイデアとセンスを駆使し、より美しく、かつ使いやすく作り上げる内装アートアップは、デコトラならではのカスタムカルチャーとして、いまもなお全国各地で新たな作品たちが生み出されている。