高速では走行車線を走り続けておけばOK
高速道路を走行しているときの緊急自動車の譲り方
高速道路を走行しているときに緊急自動車が後方から迫ってくることもあります。
高速道路の交通状況が良く順調に流れているときに、後方から緊急自動車が来たときは、走行車線を走行し続けてください。速度を落としたり一時停止したりする必要はありません。緊急自動車は、追い越し車線や路側帯・路肩などを通って現場へ向うため、走行車線を走り続けることが進路を譲ることになります。
高速道路の渋滞に巻き込まれているときに、緊急自動車が後方から来たときは、そのまま渋滞に巻き込まれ続けてください。追い越し車線から走行車線に無理やり進路を変える必要もありません。
緊急自動車が渋滞している高速道路を通行するときは、路側帯・路肩を通る場合がほとんどです。そのため、緊急自動車に線路を譲るために路側帯・路肩に進入することがないよう注意してください。
つまり、高速道路を走行するときの基本的なルールに従っていれば緊急自動車に進路を譲ることになるということです。
高速道路の基本的なルールには、駐停車禁止や路側帯・路肩の通行をしないなどがあります。これら基本的なルールに則って走行していれば、緊急自動車の進路を妨げることはありません。
どうしていいのかわからなくなったときの対処法
緊急自動車が後方から迫りくると、どのようにしたらいいのか瞬時に判断ができないことがあります。判断が難しいときは、周囲の動きに合わせたり、緊急自動車の指示に従ったりしてください。
緊急自動車はサイレンを鳴らしているだけでなく、「止まってください」や「左に避けてください」などの指示を出すことがあります。
緊急自動車の進路を妨げたり指示を聞き逃したりしないためにも、サイレンが聞こえたときは、ミラーや目視などで周囲を見渡して緊急自動車がどの方向から来るのか確かめたり、窓を開けて緊急自動車からの指示を聞いたりしましょう。