北米では「12月」にクルマが売れる! 理由はなんと「クリスマスプレゼント」だった!! (2/2ページ)

日本の「自転車」感覚で新車をプレゼント!

「知人から聞いた話ですが、ある高級ブランド車を扱うディーラーのセールスマンのところにクリスマスを前にして、すでに何台も乗り換えてもらっている『馴染み客』がきたとのことです。『ワイフにクリスマスプレゼントで新車(700万円ぐらいするSUV)を贈りたい』との相談であった。すでに新車を購入するのは決まっていたのだが、納車の方法の相談だったそうなのです。馴染み客のプランは、クリスマスの朝にガレージに停めているいわゆる「下取り車」を黙って新車に交換してワイフを驚かしたいということだったらしいです。そして、その演出のひとつとしてセールスマンにサンタクロースの格好をしてガレージ近くに潜んでいてもらい、ワイフを一緒に驚かせて欲しいとのことでした」とは南カリフォルニア在住の事情通。

 いかにもサプライズ好きなアメリカ人の考えることらしい話である。結局このセールスマンはその「サプライズプレゼント」に付き合うことになったとのことである。

 このようなサプライズにつきあうかどうかは別として、日本ではあまり想定できないのだが、クリスマスギフトとして新車を贈るというのは珍しくないとのことであった。アメリカでは自動車は「移動の足」として、日本での自転車のような存在。日本でも自転車をクリスマスギフトとして贈るのはよほどの高級モデルでもなければ「想定内」だから、アメリカで新車を贈るのも珍しいことではないということだろう。

 しかも、メーカーなどは12月が決算月でもあるので、新車購入に際しての「スペシャルオファー」も出ており、これも後押ししているといっていいだろう。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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