この記事をまとめると
■自動車系ライターが新車の購入時にチェックしているところを紹介
■カタログや雑誌よりも実車を確認するほうが手っ取り早いケースが多い
■一番気にするべきポイントは今後の愛着度にもかかわってくる見た目だ
新車を買うときに見るべき場所、気をつけるべき場所
クルマの購入というのは人生における一大イベントであることは間違いない。とくに新車であれば価格も高額となるため、購入には慎重になってしまう人も多いことだろう。
筆者も過去に何度か新車を購入した経験があるが、そのときどんな部分に注目してクルマ選びをしているのかをお伝えしたい。あくまで個人的な意見ではあるが参考にしていただければ幸いだ。
まず、クルマを購入する際、ほとんどの人はミニバンやSUV、スポーツモデルといった具合にジャンルを大まかに決めることだろう。そしてそのジャンルの車種についてネットや雑誌などでさまざまな情報を収集するかと思うが、個人的には気になった車両は実車を見に行ったほうが手っ取り早いと考えている。
スペックや装備などもクルマ選びをする上では重要なファクターであることは間違いないが、いくらスペックや装備が気に入ったとしても、実際にクルマに触れてみてしっくりこなかった場合は、長く愛用することは難しい。
とくに日常的に使用する愛車ともなれば、たとえばドライビングポジションがどうやってもしっくりこないなど、致命的な欠点に気付くこともできるのだ(ドライビングポジションについてはクルマ側の欠点ではなく、自身との相性の意味合いが強い)。
そして、実際に触れてみてしっくりきたクルマのなかから、より自分に合った1台を探すというのが長く愛せる1台を見つける近道と言えるだろう。
とはいえ、すべてがすべて自分好みのクルマに出会えるというのはなかなか難しく、いくつかは妥協しなければならないポイントもあるハズ。そのとき妥協して後悔するポイントはズバリ「見た目」だ。
クルマにそこまで興味がない人であれば見た目などは気にしないかもしれないが、ここをご覧いただいている読者であれば、少なからずクルマに興味がある人がほとんどのハズ。
そうなると、自分好みの内外装を持ったクルマとそうでないクルマとでは、愛着度が違ってくる。もちろん乗っているうちに徐々に愛着が湧いてくるというケースもあるが、最初から気に入った見た目のクルマを選んだほうが幸せ度は圧倒的に高く、末永く愛用できる可能性は高まるのだ。
もちろん、クルマのスペックも検討する上では重要な要素ではあるが、「愛車」と呼ばれることもあるクルマだけに、自分の好き嫌いで選んでしまうのが結果的に一番いいと考えている。