日本車じゃここまでの装備は用意できない!?
●ドリフトモード
それ以上に攻めた輸入車の装備、機能が、VWゴルフRのR32誕生から20周年目に登場したR歴代最強の「ゴルフR 20Years」限定車に備わる「スペシャルモード」と「ドリフトモード」。「スペシャルモード」は別名ニュルブルクリンクモードとも呼ばれ、ドイツにある自動車メーカーのテストコースとしても有名なニュルブルクリンク北コースにてテストを行ったモードで、レーストラックでの走行前提のトルクベクタリング機能搭載の電子制御4WDシステム4MOTIONを最大限に生かした、ESCスポーツモード自動切換えによるハイレベルなコーナリングスピード重視のサーキット走行モードとなる。
そして「ドリフトモード」はその名のとおり、ドリフトがしやすいように4WDシステム、横滑り防止装置のエレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)などを最適化している。
どちらも公道を走るだけのユーザーには無縁だが、「ゴルフR 20Years」モデルの本気度を垣間見れる装備、機能と言っていい。国産車ではスポーツカーであっても、なかなかここまでの攻めたクルマはめったにない。それを、ベースがハッチバックコンパクトカーのゴルフで実現したところもまた凄いところだ。
●イベントシート
レンジローバー、ランドローバー・ディスカバリーにOPで用意されている「テールゲートイベントシート」もある意味、国産車では発想のない攻めた装備だろう。これは、テールゲートを開け、セットする後ろ向きのシート。
ラゲッジルームの後端に直接座らなくて済む、いかにもピクニック好きの英国ならではのオシャレなアイテムだ。もちろん、イベントシート自体、安普請であるはずもない豪華仕立て。使わないときにはコンパクトに畳める実用性も素晴らしい。