ヴェルファイアは「BEAST RAZOR」をコンセプトにカスタム
一方でヴェルファイアの方は、「BEAST RAZOR」というコンセプトワードに、野性的な猛々しさと、精悍なシャープさというイメージを意識したデザインになっているそうです。
こちらもフロントセクションの見せ場であるグリルまわりには、かなり力の入った手の込んだ造形が与えられています。遠目に見ると鍛え上げた腹筋のようなゴツゴツとしたフォルムに野性味を感じますが、近くに寄ると、彫りの深い造形で奥行きのある立体感を表現しているのが分かります。
ブルーのDRLが猛獣の牙のように見えて獰猛なイメージが際立っています。
ミラーの周辺に加えられたメッキのパーツ類もアクセントとして大いに効果を発揮しています。ミラーには細身のガーニッシュを装着。フェンダー上部に装着されたフェンダーガーニッシュとともに、前方から見たボディ側面に煌めき要素を加えています。
リヤセクションでは、上端に装着されたルーフスポイラーにブルーのイルミネーションがビルトインされ、フロントの“牙”とのセットで前後を彩ります。
そしてその逆側の下端には横方向いっぱいにメッキのモールが加えられて、車体のどっしり感を強調します。
アルファードとヴェルファイアの両車両ともに共通するイメージとして、ノーマルと比較すると明らかに存在感が強められているのに、全体の印象としてはしっかり馴染んで違和感を感じさせないまとまりを見せているという点です。
この仕上がりが、モデリスタの真骨頂と言っていいのかもしれません。
カウンターのなかでは、モデリスタのマスコット(まだ名前はありません)を携えたコンパニオン2人の姿もありました。
モデリスタのブースをひと通り見終わって出るときに、なんだか落ち着いた気持ちになったように感じたのは私だけでしょうか。