ルーフキャリアは「TERZO」製に!
コンセプトモデルと異なる点は以下のふたつです。
シート生地は、コンセプトモデルと近い色と形状で対応手段を模索した結果、「クラッチオ」製のカバーが採用されました。万が一破損しても交換が可能です。
ルーフキャリアはコンセプトモデルでは「cube」のロゴが入った特注品でしたが、これも近い形状の「TERZO」製キャリアが採用されています。
展示車のハイマウントストップランプのように、もとの使用感が残っている部分もありますが、ほとんどのパーツは新品交換対象なので、予算次第では新車のような仕上がりも可能です。
注意点として、ベース車は「15X Vセレクション」のみが対象とのことです。グレードや仕様が異なると、用意されている工程との齟齬が出てくるため、現状では対象グレード以外は非対応となっています(2024年2月11日現在、すでに受注を開始しています。限定数の20台にはまだ若干の余地があるそうですが、会期中に完売してしまうかもしれません)。
マーチの方はまだ発売未定だけど、現実的な内容もアリ
そしてもう1台、「中古車魅力向上プロジェクト」の第2弾となる「マーチ・パティシエ コンセプト」ですが、1月の東京オートサロンの記事でも紹介しているので、ここではそこでは紹介しきれなかった細かいポイントを紹介していきます。
後席側のウインドウに被せられた左右のインフォメーションボードは取り外しが可能です。黒板仕様なので販売するラインアップによってポップを書き換えられます。
助手席の後部には、日産リーフの技術を活用して生まれたポータブルバッテリーが備えられています。
このコンセプトモデルのイメージモデルとなったパティシエの高橋初姫さんのお店で販売する商品には生菓子も多いとのことで、冷蔵庫を搭載することで生菓子の移動販売にも対応させています。
グリルについては前回も紹介していますが、このランダムに配置された細い格子のモチーフは、某メーカーの人気チョコ菓子だそうです。それを聞いてスッキリしてしまったのはナイショです。
よく見ると、ホイールのカラーリングが前後で逆になっています。前はスポークがピスタチオグリーンでリム部が生クリームホワイトですが、後ろはその配色が入れ替わっています。こういう洒落たアソビ心がけっこう全体の印象に効いていますね。
こちらのマーチはまだ発売未定となっているそうですが、社内では第3弾以降の計画も動き出している気配がある? といった感じのようです。どの車種が選ばれるのかがいまから楽しみです。