2位は日本じゃ想像つかないクルマ!
累計販売台数3位:フォルクスワーゲン・ゴルフ(3700万台以上)
いわずと知れたハッチバックの世界的大定番。日本でも売れているが、グローバルでもやっぱり売れている。筆者が読んだネット記事では「1974年以来、3600万台という驚異的な販売台数を達成」と書かれていたが、フォルクスワーゲンが2024年1月5日に出したプレスリリースによれば、「8世代にわたって全世界で3700万台以上の車両が販売されてきました」とのこと。いずれにせよ、よく売れておますな。
累計販売台数2位:フォードFシリーズ(4064万台以上)
自動車ライターでありながらクルマにあまり詳しくない筆者は(とくにアメ車は不得意分野)、フォードのFシリーズというクルマ自体をよく知らなかったのだが、どうやらFシリーズとは、フォードが1948年から作り続けているフルサイズピックアップで、46年連続で「アメリカでもっとも売れたトラック」であり続け、41年にわたって「アメリカでもっとも売れたクルマ」であり続けているとのこと。私はまったく知りませんでしたが。
いずれにせよフォードは2022年1月、「ミシガン州の工場にて4000万台目のFシリーズが生産された」と発表しているので、筆者が読んだネット記事に書かれていた「4010万台」という数字の『10万台』という端数部分の信憑性はさておき、4000万台以上が販売されたことだけは間違いない。ちなみに2022年には約64万台が売れたらしい。
累計販売台数1位:トヨタ・カローラ(5000万台以上)
同一車種名での累計販売台数世界一は、我がニッポンが世界に誇る国民車、トヨタの「カローラシリーズ」だった。
ネット記事には「5040万人のドライバーを獲得」と書かれていたが(※例によっていつ時点の話なのかは不明)、少なくとも1966年11月に発売されたカローラの累計販売台数は、2021年に5000万台に到達。その後も年間100万台前後の数をグローバルで売っているので、ネット記事の「5040万人のドライバーを獲得」というのはちょっと控えめな数字なのではないか? まぁいつ時点で5040万人なのかは知らないが。
ちなみにカローラシリーズはいまや150以上の国と地域で販売されており、日本市場のシェアは世界全体の約10%に過ぎないという「超ワールドカー」で、日本国の経済を支えている大黒柱のひとつでもある。ありがとう、いいクルマです!(←太田胃散のCM風)