ライトカスタムのEVに来場者も熱視線! 生で見るとイメージが変わるBYDマジック【大阪オートメッセ2024】

この記事をまとめると

■現在大阪オートメッセ2024が開催

BYDブースはドルフィンとシールの2台の電気自動車を展示

■2台ともライトなカスタマイズが施されている

カスタマイズしたドルフィンとシールを展示!

 2023年に日本での車両販売を開始したBYD。現在は国内での知名度向上を狙ってさまざまな自動車ショーに出展している。当然、大阪オートメッセ2024にもブースを構えて2台のモデルを展示していた。昨年とは大きく変わった展示ブースやノーマルとは異なる展示車両などを中心に、その様子を紹介していく。

2024年のBYDはブラックでシックかつスポーティに

 昨年はネオンサインを取り入れ、独特の色合いが印象的だったBYDブース。しかし、今年は「BYD BLACK」をテーマに掲げて黒に統一した、シックかつスポーティなブースになっていて、イメージも大きく変わっていた。

 展示されていたのは昨年9月に発売したばかりのコンパクトBEVのDOLPHIN(ドルフィン)と、今年中頃に導入を予定しているハイエンドBEVセダンであるSEAL(シール)だ。また、土屋圭市氏のサイン入りモデルカーが当たるカプセルトイ風のクジなどが用意されていた。

 どちらのモデルにも多くの人が注目していて、実際に座ったり説明員と話したりしている様子が見られた。自動車ショーに来る人たちの関心が高いメーカーであることは間違いないだろう。

自動車メーカーがカスタマイズカーを展示する意味

「カスタマイズカーが集まるショーでノーマルモデルを展示しても面白くない」とのことで、2台ともライトなカスタマイズが施されていた。シールはイタリアのホイールメーカーであるMAK製に変更されていて、ドルフィンはホイールの変更に加えてマットブラックのラッピングが施されていた。

 このような場でカスタマイズした車両を展示するのは、ユーザーの需要を読み取るという大きな意味があるそうだ。納車したあとにメーカーとしてディーラーで提供できるパーツや用品はどんなものなのか? それを探るためにもあえてカスタマイズした車両を展示している側面もあるとのことだ。

 販売する国が変わればアフターパーツや用品にも求められるニーズが違ってくるとのことで、BYDとしても販売する国ごとに用品開発をしていきたいそうだ。

実車を見るとクルマ好きも関心するクルマづくりの姿勢

 ヨーロッパの技術者を採用するなど、BEV車だからといって奇を狙った形ではなく、しっかりとした工業製品を造ろうというクルマ作りに対する姿勢をBYDは見せている。それはクルマ好きならば実車を見れば感じ取れるはずだ。

 今回の大阪オートメッセを始め、実際に自動車イベントにBYDが出展すると、デザインや細部の完成度に感心させられる人が多いとのこと、そこから値段を見るとさらに驚かされる人たちが大半とのことだ。実際に実車を見た人たちからの反応は良いことは間違いないだろう。

 昨年の大阪オートメッセでは会期中に5台の注文が決まったとのこと。そのようなエピソードも「実物を見て良いと思った」というBYDへの来場者の好印象を裏付けるものだ。

 2024年の大阪オートメッセでも何台かの注文が決まるのだろうか? 来場者の反応は当然であるが、現場で売れたか否かも気になるトピックだ。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
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