トラックまで激熱カスタムを施されている!
三菱「トライトン・スノーシュレッダー」
三菱自動車も発売前の新型モデルをベースとした超絶カスタマイズカーを展示していました。東南アジアで人気のピックアップ「トライトン」を、スノーボーダー仕様とした一台は雪道を走った時の汚れをモチーフにしたカラーリングをラッピングで表現しているほか、荷台部分の作り込みによりピックアップトラックの楽しみ方を提案しています。
ウインチを内蔵したフロントバンパーもワイルドですが、なによりクロカンテイストを感じさせるのは背面タイヤにしている点。トレーラーヒッチを使ってタイヤを背負うスタイルは2024年に流行しそうな予感です。
トヨタ車体「ブラッククルーザー」
トヨタグループにおいて、ランドクルーザーやハイエース、アルファードやノアなどのミニバンなど多くのモデルについて開発・生産を担っているトヨタ車体は、「ランクルBASE」というランドクルーザーファンのためのアンテナショップとしてブースを出展していました。
そのデモカーといえる「ブラッククルーザー」は、再再販されたランドクルーザー70のカスタマイズ仕様ですが、海外仕様の純正部品を多数使っているのがメーカー直系らしいところ。渡河に必須のシュノーケルやアイシン製ウインチといった純正部品はマニアからすれば憧れの逸品。
名前とカラーリングには、海外から部品を持ち込む『黒船』という思いを込めているといいますから、実際の発売に期待が高まります。
いすゞ「エルフミオ・アウトドアエディション」
ここまで見てきたようにメーカー系カスタマイズカーの特徴は、発売前のモデルをベースにできること。東京オートサロンに初出展となった、いすゞA&S(純正用品部門)が展示した2台のデモカーは、いずれもトラックは働くクルマ一辺倒ではなく、パーソナルユースとして楽しめる可能性を秘めていることを教えてくれるものでした。
とくに車両総重量3.5t未満の普通免許で運転できるトラックとして2024年内の発売が予定されている「エルフミオ」のカスタマイズ仕様は注目です。「トラックでキャンプに行く」をコンセプトに、荷台を移動キャンプ地として利用できるようにしているのがユニーク。
サテンメタリックサファリゴールドのボディカラーもトラックらしからぬ色で市販を期待してくなるものでは?