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スズキのユーザーに寄り添ったグレード展開がヤバい! アルトを例にみたらコストにシビアな人は必見の中身だった (2/2ページ)

スズキのユーザーに寄り添ったグレード展開がヤバい! アルトを例にみたらコストにシビアな人は必見の中身だった

この記事をまとめると

スズキ車はグレード構成にこだわっている

アルトを例にしてグレートごとの装備の違いを紹介

■細かく装備を分けて価格を設定することで幅広いユーザーに多くの選択肢を残している

マイカーはグレード選びも重要!

「よし、購入するぞ!」と車種を絞ったら、次に選ぶのがそのクルマのグレードです。同じように見えるクルマでも、グレードによって付いている装備や走行性能が違うし、「装備がたくさん付いているから良い!」というわけでもありません。自分にピッタリのグレードを選ばないと、「1番良いグレードにしたけど、この機能1回も使わなかった」なんてことになってしまう場合も……。

 このように、意外にも奥が深いグレード選びですが、メーカーによってさまざまな特徴があるのを知っていますか? 今回は、「スズキ車」のグレードの特徴についてご紹介していきます。

スズキ車のグレードの特徴

 お財布事情に合わせて装備を細かく選択できる、というのが特徴です。とくに、ベースグレードはスズキならではで、ほかのどのメーカーよりも可能な限り装備を省くことで、車両価格を抑えています。予算をシビアに考えたい人に、ピッタリ寄り添ったグレード展開となっています。

アルトの場合

 それでは、アルトを例に説明していきましょう。安全装備の義務化に伴い、新車価格がどんどん上がっていくなか、ベースグレードが「94万3800円(税別)」、上位グレードが「127万9000円(税別)」と、スズキの底力を見せたグレード展開を繰り広げているのがアルトです。

 グレード価格帯の差は33万5200円となっていますが、機能や快適装備を詳しく見ていくと、こと細かに細分化されています。ここまで安いとなると、何か裏がありそう……(私だけ?)と疑う人もいるかと思いますが、安全装備やシャシーなどの基本的な部分は一緒となっています。

ベースグレード「A」がすごい!

 後席窓ははめ殺し、後席ヘッドレストもなしなど、デザインの加飾のほかに、利便性を大きく削るなどして車両価格を下げています。また、このグレードは社用車として使う人が多いという統計のもと、ボディカラーの選択肢もモノトーン3色のみで、ビジネスユーザー向けを意識しています。

 注目すべきは、ここまで簡素化している車種が他メーカーには見られないということです。それを、なぜあえて行うのかというと「軽自動車はいろいろな人が購入しやすい価格帯で販売すべき」という思いがあるからなのではないか、と思います。

装備&選択肢が一気に増える「L」

 ボディーカラーも2トーンルーフ4色、モノトーン8色と、一般向けユーザーを意識したラインアップになり、リヤ部分のパワーウインドウが標準装備、ドアミラーが電動格納式リモコンドアミラーになるなど、搭載される機能も一気に増えます。また、このグレードからはエアフィルター付きのフルオートエアコン、運転席シートリフターなどの快適装備がパックになっている「アップグレードパッケージ装着車」を選択できます。

 この「アップグレードパッケージ装着車」というのがスズキ車らしい部分で、車両価格を抑えたいという人のために、快適装備の有無を自分で選べる仕様にしています。

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