パワートレインが変わる「ハイブリッドS」
このグレードは、パワートレイン以外の装備が、ほぼ「L」と変わりません。Lとの価格差はおよそ10万円で、ガゾリン車なのかハイブリッド車なのかというイメージを持って頂ければわかりやすいと思います。
他メーカーでは、パワートレインがハイブリッドになるだけで10万円以上の差が出る車種もあります。これは、パワートレインが変わっただけではなく、ハイブリッドグレードのほうが快適装備や加飾が充実しているからです。
そうなると、「ハイブリッド=車両価格が高い」ということになってしまい、ハイブリッド車に手が出せない……という人も。予算内でハイブリッド車を買いたいという人のために、パワートレインのみに差をつけるというこれもまた、スズキ車らしいところです。
ちなみに、カタログ上でのWLTCモード燃費は、ガソリン車の「L」が25.2km/L、ハイブリッド車の「HYBRID S」が27.7km/Lとそこまで差がないので、筆者なら少しでも安いLを購入します(超個人的意見)。
最上級グレード「ハイブリッドX」
14インチアルミホイールが標準装備されるのはこのグレードのみで、ほかには運転席シートリフター&チルトステアリングが備わっています。そして、全方位モニター用カメラパッケージ装着車を選べるのも、このグレードのみです。昨今の軽自動車をみていると、付いていて当たり前になってきている全方位モニター用カメラを最上位グレードにしか付けなかったのは、その他のグレードの車両価格を少しでも落とすためではないかと思います。
お買い求めしやすいグレード構成
いかがだったでしょうか? お財布事情に寄り添ってくれるグレード展開が多いスズキ車のなかでも、ベースグレードが「94万3800円(税別)」と、100万円を切るアルトらしいラインアップだったかと思います。
ということで、購入の際は車種のみならず、グレードにも注目することが、いい愛車を見つけるコツといえるでしょう。