やっぱりルノーは面白れ〜! F1由来の技術を詰め込んだバカッ速シティコミューターが凄すぎて笑う (2/2ページ)

やる気満々のスタイリングもどこかファニーで愛らしい

 トゥイージーF1コンセプトが魔改造に見える要素として、大径のスリックタイヤや、フロント&リヤウイング、ディフューザーなどが見られますが、これらはすべて機能しているとのことで、単なるコスメティックではないそうです。

 グリップや冷却など、さすがレース部門が作っただけあって、きめ細かい性能貢献を実現しているというわけ。ちなみに、タイヤ&ホイールはトゥイージーのサイズからF1でなく、その下のクラス、フォーミュラ・ルノー2.0から流用されています。

 また、レース部門ではF1用ステアリングも余っていたのか、トゥイージーF1コンセプトにはタブレットコンピュータ並みの機能が載っけられたステアリングが装着されています。いうまでもなく、KERSの制御、ブーストコントロールを左右のパドルで行えるようになっているほか、LEDのインジケーターが各種の情報を表示。おそらく、このステアリングだけでノーマルのトゥイージーが2、3台は買えるのではないでしょうか(笑)。

 実際のパフォーマンスは0-62mph加速7秒、最高速68mph(およそ109km/h)とされていますが、ソフトウェアのセッティングいかんではルノー・メガーヌの速いやつとタメはれるくらいだとか。

 まったく、エスパスF1といいトゥイージーF1コンセプトといい、ルノーはこういうものを本気で作るところが偉いというか、シャレが効いています。こうしたマインドや、もったいない精神、我々も見習うべきところが少なくありませんね。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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