どんなに大切にしても経年劣化は避けられない! クルマの「ヤレやすい」パーツとは (2/2ページ)

劣化が気になる人は専門業者に相談するのがベター

 さらにカーボンパーツ。カーボンそのものの劣化というより、表面のクリア塗装が紫外線や熱の影響で、白ボケしてくるのでケアが必要。

 FRPパーツも紫外線の影響で変色、退色がはじまり、強度が落ちて、やがてひびが入ったり、割れたりしてくる。

 最近では、ヘッドライトのポリカーボネートの黄ばみ、曇り、スリ傷なども頭の痛いところ。

 その他、メッキパーツにも寿命がある。メッキには錆びる劣化と剥がれる劣化があり、白いシミ・白錆を見かけたら、早めにメッキ専用クリーナーでメンテナンスしておこう。

 内装では、ドアの内張り・センターコンソールの表皮が浮いてきたり、日焼けで退色したりするのが気になるところ。シートの擦れ、破れ、裂け、焦げ穴や経年劣化によるひび割れなども定番のひとつ。

 フロアマットも痛みが目立つが、これは思い切って交換してしまうのがおすすめ。純正品は廃版だったり、高価だったりするが、純正同等の社外品がけっこう出まわっているので、それらを利用しよう。意外に大きなリフレッシュ効果がある。

 本革のステアリングやシフトノブも、破れたり、擦りキズができたり、摩耗したりしてくるものだが、これらはまるごと交換か、張り替えで対応。

 あとは、ペダルのゴム類も減って表面がツルツルになっていることも。

 内装に関しては、専門のリペア業者がけっこうあるので、内装の劣化が気になる人は、こうした業者に相談してみるのもいいだろう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
趣味
-
好きな有名人
-

新着情報