回送になっているタクシーには基本的に乗れない
乗務員なら知ってる!? 無賃乗車が多いエリア
場所や地域によっては、運賃を支払うことができないのに、タクシーを呼び止めて乗車する人がいるようです。これは筆者がタクシーの乗務員として勤務していたときに教えられたことです。
そのため、タクシーの乗務に慣れるまでその地域に近づいたり、「空車」で走ったりするのはなるべく避けたほうがいいと言われました。一般的には知られていませんが、無賃乗車する人が多い地域などは乗務員の間でよく知られていることのようです。
筆者の場合は、その地域から離れた場所で営業することが多かったため、運賃を支払うことができない人を乗せる機会はありませんでしたが、乗務員のなかには、運賃を支払えない乗客を乗せてしまい大変なことになったことがある人もいるようです。
基本的にタクシーが乗車拒否することはないが…
タクシーは、基本的に乗車を拒否することはできません。
ただし、営業区域外まで送り届けた帰りや法律により定められている曜日・時間は、乗車を拒否することがあります。また、乗務員の勤務時間やその日の走行距離(乗務距離)などにより、乗務を続けられない場合も乗車をお断りされることもあります。
乗車できない状態にあるタクシーの多くは、「回送」に切り替えて走行するのが一般的です。そのため、回送のタクシーを見たときは、何らかの事情があるために回送にしているといえるでしょう。
回送にしているタクシーを見かけたときは、無理に呼び止めず、別の「空車」のタクシーを探して乗車しましょう。