こういった計画は物流分野でも検討されている。たとえば、先の東京オリンピックで活躍した「e-Palette」を発展・進化させ、人や荷物の運搬・配送を効率的かつ安全に担うための実証実験といったものがそれにあたるといえよう。この車両は、トヨタのMaaS(Mobility as a Service、いろいろな交通手段やその利用システムを需要に応じて統合し、利便性を図る移動サービス)戦略の一翼を担う自動運転電気自動車である。オリンピックでは主に人の輸送に使用されていたが、仕様を変えれば荷物の運搬も可能だ。