コスパいいねぇ〜どころじゃない! 値段に注目が集まりがちなホンダWR-Vのそれ以外の5つの魅力 (2/2ページ)

同価格帯・同サイズのライバルたちにはない強み

 3つめは、視界の広さや車両感覚のつかみやすさなどによって、運転しやすさが抜群なこと。水平基調のダッシュボードと大きめのフロントガラスによって、隅々までよく見えます。

 ボンネットは両端が盛り上がって中央が低くなっており、先端の両端までしっかり確認できるので、取りまわしがしやすいというメリットがあります。SUV初心者にもおすすめできるポイントです。

 4つめは、コンパクトSUVとしてはラゲッジ容量が圧倒的に大きいというところ。5人乗車時で458リットルなので、ヤリスクロスの390リットル、キックスの423リットルと比べても優秀。

 ラゲッジの壁面がフラットに近い形状で、床下収納もあるので便利に使えます。6:4分割の後席を倒さなくても、9.5インチのゴルフバッグが2個横積みできる実力の持ち主です。

 5つめは、最低地上高が195mmと本格SUV並みに確保されているところ。4WDの設定はないものの、ライバルは170mm程度となっているため、雪道や冠水路などでの安心感が高いのはWR-Vの長所です。

 これは、主な開発が行われたのはタイで、日本、タイ、インドのエンジニアたちが集結して開発が進められたことも大きいでしょう。それぞれの国でテストを行ったあと、生産はインドで行い、日本やインドをはじめ数カ国で販売されることになっているのですが、インドは豪雨が多いためある程度の冠水路でも問題なく走れるようにしたのだといいます。また、日本では北海道でもテスト走行を入念に行っているとのことでした。

 このように、価格だけでなくライバルと比べても魅力の多いWR-V。パワートレインはすべて、1.5リッターDOHC i-VTECエンジン+CVTという潔さもいいですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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