この記事をまとめると
■ホンダのコンパクトSUV「WR-V」の優れたところを5つ紹介
■コンパクトサイズにも関わらず広い室内空間によって受けられるメリットが多い
■日本、タイ、インドのエンジニアたちが集結して開発されたWR-Vは価格だけでなくライバルと比べても魅力が多い
ホンダでもっとも小さなSUVが超使えるらしい
ヴェゼルやZR-Vに続く、ホンダの末っ子SUVのWR-Vが登場しました。コンパクトなサイズで209万8800円からという価格に大きな注目が集まっていますが、そのほかの魅力はどんなところなのでしょうか?
まずひとつめは、同価格帯のライバルとなるSUVにはない、「THE SUV」と言える王道のデザインです。ヤリスクロス、キックスなどちょっと未来的で未確認生物的な雰囲気のあるデザインが多いのが、コンパクトSUV。
でもWR-Vは、分厚いフロントフェイスや面と直線を強調したサイドビュー、ボディ全周に張り巡らされた樹脂パーツなどで、見ただけで安心感と信頼感が感じられるような、堂々として精悍なデザインです。コンパクトサイズでこうした迫力のあるスタイルを実現するのはけっこう難しいようで、ありそうでない正統派SUVの威厳を放っています。
開発チームのなかでも若い世代、いわゆるミレニアム世代がデザインしたということですが、熟年世代にも響きそうなところですね。
ふたつめは、外観から想像するよりも広い室内空間。フロントシートがゆったりとしているだけでなく、リヤシートのスペースにも余裕があります。身長165cmの人でも、頭上は拳2.5個、膝まわりは拳4個ほどのスペースが確保できるので、大人4人乗車でも使いやすい空間だと感じます。
WR-Vは、ヴェゼルと同じくフィットをベースとして作られていますが、ホイールベースをフィットの2530mmから2650mmまで延ばしており、ヴェゼルよりも40mmも長いから驚き。そのほか、ドアライニングやフロントのシートバック形状を工夫して広げたことで、居住性がアップしているとのこと。
リヤシートの前後スライド機構や、フィットに採用されているような座面跳ね上げ機構はありませんが、その代わりにシート座面のクッションも厚めで座り心地もよく、後席用にもエアコンアウトレットが備わるなど、快適に過ごせる空間となっています。