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アプリで呼ぶのに支払は現金の「インドのウーバー」! お釣りもないし金額のごまかしも当たり前のインドのカオスっぷり (1/2ページ)

アプリで呼ぶのに支払は現金の「インドのウーバー」! お釣りもないし金額のごまかしも当たり前のインドのカオスっぷり

この記事をまとめると

■インドのウーバーサービス料金は世界一安いことで有名になっている

■代金の一部が抜き取られていることがあるので必ずその場で確認が必要

■中国ではニセ札にすり替えられることもあるのでお金の面はより警戒するべし

ウーバーなのに現金決済が基本!?

 ライドシェアサービスというと、料金決済は事前登録したクレジットカードで行うのが一般的なのだが、インドのウーバーでは現金で決済するのが、筆者が体験した限りでは一般的となっている。

 そもそも、インドのウーバーサービスは世界一利用料金が安いことで有名。われわれのような外国人がメインで利用するのは、スズキ・デザイア(スイフトの4ドアセダン)などのホワイトボディの全長が4メートル以下となるコンパクトセダン「4メーターセダン」。これは地元の人にとってはぜいたくなクラスで、その下のワゴンR(日本仕様とは異なる)や、三輪タクシー、バイクなどが地元の人にとってはメインの利用クラスとなるようだ。

 アプリを使い車両とマッチングできると迎えにきてくれるという流れはほかの国々と変わらないのだが、マッチングが決まるとシリアルナンバーのようなものがスマホ画面に表示され、乗り込むときにそのナンバーを告げることでマッチングした本人かどうかを確認するのが「インド流」となる。

 この確認がなかったころは平気で乗車希望者になりすまして乗車してくる人、つまりマッチングした本人ではないのに、「俺が呼んだ」として乗り込んでくるケースが多発したので、それを防ぐ必要があったようだ。

 ウーバーアプリ自体は万国共通なのだが、インド国内では外国人に対してはライドシェア利用料であっても現金決済を要求してくるようである。だからといってお釣りを持っているわけでもなく、仕方ないので「お釣りはいらない」として渡すこともあるので、ドライバーにとっても外国人への現金決済はうま味があるようだ。

 中国を抜いて人口世界一となったインド。街なかを歩けば、その活気に驚かされるとともに、少しでも気を抜くと「何かやられる」ので警戒も必要。

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